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2021.12.7

ビス1本の間違いも見落としません!栃木県 妙建寺会館新築工事の構造金物検査(植松)

2021.12.7

Category: 客殿・庫裡新築

栃木県小山市の日蓮宗 妙建寺で、会館新築工事が進んでいます。
会館は木造平屋建てで、床面積は約236㎡(71.4坪)です。

施工は栃木県の栃毛木材工業(株)にお願いしています。

11月初旬に建て方工事を行い、現在は木工事の真っ最中。
屋根葺き工事も始まっています。



△建て方工事

「筋かいと、構造金物の取付が完了しました」という現場監督からの報告を受け、検査を行いました。


構造金物とは・・・!
耐力壁端部の柱の柱脚と柱頭を補強し、
地震時などに、土台や梁から柱が引き抜かれないようにする金物です。


阪神淡路大震災で、柱の引き抜きが原因で倒壊した家が多かったことから、
2000年に建築基準法が改正され、現在、在来工法の木造建築では金物補強が義務付けられています。


耐力壁の位置や負担する力の大きさにより、それぞれの柱の引き抜き力が違います。
そのため、一本一本の柱ごとに必要な金物を計算し、設計図に明記してあります。




これを元に、
・耐力壁の位置が図面通りか?
・必要な強度以上の金物が取り付けられているか?
・金物の取付方法はメーカーの仕様通りか?
をチェックしていきます。


熊本の震災後の調査で、金物の施工不備が被害を大きくしたという報告もあるので・・・
そんなことが起きないよう!
ビス1本1本・・・金物1か所1か所・・・すべて確認します!




又、耐力壁に筋かいを用いる場合、補強金物だけでなく「節」の存在も合わせてチェックします。

死節(抜け節)がある場合には、所定の強度が確保できないので×!
例え生き節でも、大きさや位置によっては、地震の際に折れてしまう可能性があるので、
弊社独自の基準を設け、設計図に明記しています。





検査の結果は・・・
筋かいの節は基準通り、金物の施工に関しても、
ビスを1本打ち忘れていた以外は、ほぼ完ぺき!

是正を指示し…検査終了です!

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