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2022.7.20

茨城県日立市 真宗高田派 覚念寺の本堂・客殿が完成、宮大工と地元建設会社が協力(川島)

2022.7.20

Category: 本堂新築

茨城県日立市の真宗高田派 覚念寺の本堂新築工事が完成。
副住職に参加していただき、完成検査を行いました。

検査には本堂担当の松浦建設、客殿・設備担当の日立土木の工事監督と弊社の菅野も参加しました。

設備のチェックと同時に、建具の建てつけや仕上げを確認していきました。


「襖のすべりが良すぎて・・・勢いよく襖を開けたら柱を傷つけてしまわないか?心配で」と副住職。

「鴨居の溝にスプリングを仕込むと、建具の滑りが止まります。取り付けましょうか?」と菅野。

「そうなんですね。お願いします」

お客様も、できてみて初めて気づくことも多く、
設計の打ち合わせ中には話題にならなかったような要望が出ることも度々です。

そういったひとつひとつに対処する方法を知ることは…
まだ、経験の浅い身には大変参考になりますし、次の設計にも活かせます。


覚念寺本堂・客殿新築工事は、2021年の1月に始まりました。

先ずは旧本堂の解体撤去工事から開始し、
客殿新築工事の完成まで、地元の日立土木株式会社にお願いしました。

9月、完成した客殿にご本尊を遷座。

11月から、石川県能美市の松浦建設株式会社が新本堂の建て方を開始しました。

そして、約8カ月間をかけて新本堂が完成。但し、設備工事は地元の日立土木にお願いしました。




本堂は、実績が豊富な宮大工をかかえる建設会社に頼みたい…

メンテナンスの事を考えると、客殿新築や設備工事は地元の業者に頼みたい…

そんなお客様の理想を叶えられるように、
宮大工を抱える建設会社と地元の建設会社を複数社づつ選び…
本堂新築工事と解体・客殿新築・設備工事、別々に競争見積もりを行いました。

その結果、本堂新築を松浦建設株式会社に、その他工事を日立土木株式会社にお願いすることを決定。
二社が協力して工事に当たることになりました。

一般的な建築工事では実現が難しい方法ですが…
地元の建設会社がとても協力的で、宮大工たちのために仕事がしやすい環境を作ってくれました。

寺院伽藍の工事だからこそ実現する方法だと思います。


現在も、
静岡県沼津市の法華宗 光長寺西之坊の本堂・客殿新築工事、
栃木県小山市の日蓮宗 妙建寺の本堂・会館新築工事、
山口県岩国市の浄土真宗本願寺派 光福寺の本堂・納骨堂新築工事がこの方法で進んでいます。

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