スタッフBlog

2024.7.2

名古屋市の高野山真言宗 興正寺で回廊新築工事、建て方が始まりました(東松)

2024.7.2

Category: 本堂新築

名古屋市の高野山真言宗 興正寺で密厳堂・回廊新築工事が進んでいます。

工事の元請けは(株)竹中工務店名古屋支店、木工事を担当しているのは岐阜市の白鳳社寺です。

密厳堂は間口7間×奥行5間の大きさ。土壁を用いた伝統構法で造っています。
工事は昨年7月よりスタートし…
現在は屋根瓦を葺き終え、土壁の中塗り、漆喰仕上げに取り掛かっています。




そして6月から、回廊の建て方工事が始まりました。

回廊も密厳堂と同じく、伝統構法で造ります。
仕口、継手は設計図を基に宮大工と打合せを重ねました。全て大工の手刻みです。
桁の継ぎ手には、強度の高い追っ掛け大栓を採用しています。




柱、桁、梁、差し鴨居の組み始めから組み上がりまで、度々現場を訪れ、不具合がないかを確認。
伝統構法での回廊の設計は初めての経験でしたが…まずまずの出来栄えに一安心です。




この後、垂木と桔木で屋根を組み上げ…回廊の入口は唐門に仕上げます。

来年早々の完成を目指して、順調に工事は進んでいます。

記事一覧