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2021.4.13

愛知県の真宗寺院で納骨堂新築の設計中!蓮の葉をモチーフに香炉台をデザイン(伊藤絵)

2021.4.13

Category: 納骨堂

愛知県の真宗寺院で納骨堂新築の設計を進めています。

納骨堂は公道とお墓の間に建てます。
「窓を透明にすれば・・・お墓参りに来た方も納骨堂の阿弥陀様に手を合わせてもらえますよね」と住職。

そこで、納骨堂の外に屋根付きの「参拝所」を設けることに。


「香炉台や花立てをオリジナルで作ってくださいよ」住職から依頼を受けたので、
片瀬江ノ島駅で龍やイルカのブロンズ像をお願いした、新潟県在住の彫刻家、菅野(カンノ)さんに蓮の葉をモチーフにしたイメージスケッチを送りました。

早速、菅野さんから素材やより詳細なデザイン案が返ってきました。



△蓮の葉が香炉台になっています。

当初は蓮の葉に灰を敷きこむ予定でしたが・・・
「強い風が吹いたら飛んでしまうんじゃない?」
「なるほど!じゃあクリスタルクラッシュを敷きこんだらどうでしょう」

「でも、線香の灰が隙間に入り込んで汚れませんか?」
「じゃあ、クリスタルクラッシュの上に市販のステンレス製の灰皿を置きましょう」

ところが菅野(カンノ)さんから・・・
「ステンレス製の灰皿では味気ないので、蓋つきのつぼみ型の灰受を作りましょうか?」と素敵な提案が!

しかし、蓋は無い方がよさそうです。
また、せっかく花型の灰受を制作するのなら、写実的な花弁のほうが見栄えがいいのでは?

そうだ!!クリスタルクラッシュを水にみたて「葉の中に舞い降りた花びら」を表現したらどうだろう?



△イメージを伝えるために資料写真とスケッチを菅野さんに送りました。


しばらくして出来上がってきたデザイン案がこちら・・・



△蓮の葉に茎が加えられ、かわいらしくかつ繊細な印象になりました。

これは絶対に気に入っていただけるはず!と、早速お客様にお見せしました。

「とっても素敵なので、ぜひこちらのデザインでお願いします」
その言葉にほっと一安心。

まだまだ設計段階ですが・・・今から完成が楽しみです。

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