2025.10.23
長持ちする建物を完成させるため、できる限りのことをしています(前嶋)
2025.10.23
Category: 客殿・庫裡新築
愛知県犬山市の臨済宗妙心寺派永泉寺様で開山堂の新築工事を行っています。
施工は愛知県江南市の㈱アイチケンにお願いしています。
こちらの建物は位牌堂・禅堂・客殿も兼ねており、延べ床面積は617㎡(186坪)になります。
敷地形状により全長32.3mと細長い間取りとなっていることが特徴です。

△全長32.3mの建物
構造計算は「許容応力度計算法」という方法を採用し、各部材・接合部を一つ一つチェックしています。
計算の結果、あまりにも建物が長いため、地震時に過大な応力が生じると判明したため、建物を東棟と西棟の2棟に分けました。
現在は、東棟のコンクリート打ちが終わり、西棟のコンクリートを打つ段階です。

△東棟(手前)の基礎が完成し、西棟(後方)のコンクリートをこれから打ちます。

△中には幅35cmの基礎梁もあります。木造としてはかなり大きな基礎です。ここにコンクリートを打ち込みます。
また、コンクリートの打ち込みは、やり直しがきかないため毎回神経をとがらせます。
例えば、あまり暑い時期にコンクリートを打つと乾燥収縮が生じて「ひび割れ」が起きることがあります。
そのため、東棟のコンクリートの施工時期を9月の中旬まで延ばしました。
それでも外気温が34度だったため、コンクリートを打った後にしっかりと散水をしてブルーシートで全面養生することで万全を期しました。

△ブルーシートで基礎を覆い、水分の蒸発を防いでいます。
おかげで、「ひび割れ」のないきれいな基礎に仕上がりました。
一つ一つの作業の積み重ねが、建物の寿命に影響します。
一生懸命施工してくれる監督や作業員には大変感謝しています。
施工は愛知県江南市の㈱アイチケンにお願いしています。
こちらの建物は位牌堂・禅堂・客殿も兼ねており、延べ床面積は617㎡(186坪)になります。
敷地形状により全長32.3mと細長い間取りとなっていることが特徴です。

△全長32.3mの建物
構造計算は「許容応力度計算法」という方法を採用し、各部材・接合部を一つ一つチェックしています。
計算の結果、あまりにも建物が長いため、地震時に過大な応力が生じると判明したため、建物を東棟と西棟の2棟に分けました。
現在は、東棟のコンクリート打ちが終わり、西棟のコンクリートを打つ段階です。
△東棟(手前)の基礎が完成し、西棟(後方)のコンクリートをこれから打ちます。

△中には幅35cmの基礎梁もあります。木造としてはかなり大きな基礎です。ここにコンクリートを打ち込みます。
また、コンクリートの打ち込みは、やり直しがきかないため毎回神経をとがらせます。
例えば、あまり暑い時期にコンクリートを打つと乾燥収縮が生じて「ひび割れ」が起きることがあります。
そのため、東棟のコンクリートの施工時期を9月の中旬まで延ばしました。
それでも外気温が34度だったため、コンクリートを打った後にしっかりと散水をしてブルーシートで全面養生することで万全を期しました。

△ブルーシートで基礎を覆い、水分の蒸発を防いでいます。
おかげで、「ひび割れ」のないきれいな基礎に仕上がりました。
一つ一つの作業の積み重ねが、建物の寿命に影響します。
一生懸命施工してくれる監督や作業員には大変感謝しています。