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2025.5.13

名古屋市の高野山真言宗 八事興正寺の密厳堂・回廊が完成しました(東松)

2025.5.13

Category: 本堂新築

名古屋市の高野山真言宗 興正寺の密厳堂・回廊が完成し、参道・造園工事も終わりました。

密厳堂・回廊新築工事は(株)竹中工務店名古屋支店にお願いしました。
令和5年7月に着工し、今年の2月末に完成しています。

その後、参道を含めた造園工事を行い、全景が出来上がりました。


密厳堂・回廊は住職のご要望で、土壁と木組みの粘りで地震や台風に耐える伝統構法の設計。
参道と造園も「山寺」のような自然の景観になりました。

造園工事前は、中門より回廊の唐門が見通せましたが・・・
今は、遠くからは樹木に視線を遮られ、参道の坂道を登っていくと次第に見えてくる
そんな感じになりました。




唐門から回廊に入ると、正面に密厳堂の屋根が見えます。
回廊の屋根と、寄棟屋根の稜線がきれいです。




密厳堂の内部には一切照明器具が無く、自然光だけです。
内部は土壁に漆喰仕上、それに正面と両脇は真言八祖と十二天の障壁画で飾られています。




護摩祈祷を行うので、護摩壇が置かれ、天井から換気フードを兼ねた天蓋が吊られています。
正面には、両部曼荼羅と本尊の大日如来と四仏が安置される予定ですが・・・
仏像が祀られるのは、落慶法要の直前になるそうです。




落慶法要後は、毎日、密厳堂で護摩祈祷が受けられるそうです。
 

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