2025.5.27
耐震診断から耐震補強、新築へ。最近の実例3か寺をご紹介します(川島)
2025.5.27
Category: 耐震補強
菅野企画設計では、伝統構法による本堂の耐震診断を1棟99万円(税込み)でお請けしています。
耐震診断を依頼されると・・・
スタッフ4名でお寺へ伺い、1日がかりで隅から隅まで調査します。

そして現況図面を作成し、不具合個所や構造の特徴を画像で記録に残します
また、約1ヶ月をかけて構造計算を行い、その結果を「耐震診断報告書」にまとめます。
その「耐震診断報告書」には耐震補強案も添え・・・お寺に伺い丁寧に説明。
口頭で、概算工事もお伝えします。
その後、希望があれば、役員や檀家の皆様にもプロジェクターを使ってご説明します。
耐震診断後の進め方はお寺によって様々なので、実例を3ヶ寺ご紹介します。
【耐震診断からわずか15ヶ月で本堂・書院の耐震補強工事完了】
まず、2022年8月に本堂・書院の耐震改修工事が完了した東京都渋谷区の真宗大谷派 諦聴寺様
最初にお寺に伺ったのは2021年の春でした。
「新型コロナウィルスの影響で、お寺での法要を中止しているので、こういう時を利用して、耐震工事がしたいと考えています」と住職。
戦後に建てられた本堂・書院は築約70年です。
構造材に大きな劣化はみられなかったので、耐震補強案は屋根瓦の葺替え工事と土壁や足固めといった耐力部材の追加のみでOK。
概算工事費を了承していただき、耐震補強の実施設計へと進みました。
【工事会社は、競争見積りで決定!】
2ヶ寺目は、現在、本堂耐震補強工事が進行中の横浜市の日蓮宗 本長寺様
当初は、知り合いの建設会社に相談されていたそうですが・・・
提示された工事費が思っていたよりも高額だったため、しっかりした設計図を作成した上で複数の建設会社から見積りを取りたいと、弊社に声をかけられました。
各社から提出された見積書を丁寧に精査、比較検討の結果を資料にまとめお寺に提出。
総代会で工事を依頼する建設会社を決定されました。

工事は、神奈川県藤沢市の㈱英社寺建築にお願いしています。
昨年の10月から順調に進み、6月末の完成に向けて工事は終盤に入りました。
【残念ながら、耐震補強工事は新築するより工事費が高くなります】
3ヶ寺目は、現在、本堂新築を計画中の日蓮宗寺院です。
2年前に築250年の本堂の耐震診断を依頼されましたが・・・
現況調査で、壁は土壁ではなくすべてモルタル塗であることが判明。
さらに、小屋裏の丸太梁が折れていたり、柱の蟻害など、構造材の不具合が多く発見されました。

耐震補強工事をする前に、すべての壁を撤去して、屋根の小屋組みを取り替え、傷んだ柱は根継ぎをして…
「必要な工事費を考えると、耐震補強は現実的ではありません」
この報告を受けて、本堂新築へ舵が切られ・・・
若い副住職が中心となって、総代会への報告、檀家説明会の開催と着々と進めておられます。
菅野企画設計は、耐震診断・耐震補強の実績が豊富です。
事業の進め方についても、いろいろなアドバイスができます。
本堂の耐震補強をお考えなら、是非お声がけください。
耐震診断を依頼されると・・・
スタッフ4名でお寺へ伺い、1日がかりで隅から隅まで調査します。
そして現況図面を作成し、不具合個所や構造の特徴を画像で記録に残します
また、約1ヶ月をかけて構造計算を行い、その結果を「耐震診断報告書」にまとめます。
その「耐震診断報告書」には耐震補強案も添え・・・お寺に伺い丁寧に説明。
口頭で、概算工事もお伝えします。
その後、希望があれば、役員や檀家の皆様にもプロジェクターを使ってご説明します。
耐震診断後の進め方はお寺によって様々なので、実例を3ヶ寺ご紹介します。
【耐震診断からわずか15ヶ月で本堂・書院の耐震補強工事完了】
まず、2022年8月に本堂・書院の耐震改修工事が完了した東京都渋谷区の真宗大谷派 諦聴寺様
最初にお寺に伺ったのは2021年の春でした。
「新型コロナウィルスの影響で、お寺での法要を中止しているので、こういう時を利用して、耐震工事がしたいと考えています」と住職。
戦後に建てられた本堂・書院は築約70年です。
構造材に大きな劣化はみられなかったので、耐震補強案は屋根瓦の葺替え工事と土壁や足固めといった耐力部材の追加のみでOK。
概算工事費を了承していただき、耐震補強の実施設計へと進みました。
【工事会社は、競争見積りで決定!】
2ヶ寺目は、現在、本堂耐震補強工事が進行中の横浜市の日蓮宗 本長寺様
当初は、知り合いの建設会社に相談されていたそうですが・・・
提示された工事費が思っていたよりも高額だったため、しっかりした設計図を作成した上で複数の建設会社から見積りを取りたいと、弊社に声をかけられました。
各社から提出された見積書を丁寧に精査、比較検討の結果を資料にまとめお寺に提出。
総代会で工事を依頼する建設会社を決定されました。
工事は、神奈川県藤沢市の㈱英社寺建築にお願いしています。
昨年の10月から順調に進み、6月末の完成に向けて工事は終盤に入りました。
【残念ながら、耐震補強工事は新築するより工事費が高くなります】
3ヶ寺目は、現在、本堂新築を計画中の日蓮宗寺院です。
2年前に築250年の本堂の耐震診断を依頼されましたが・・・
現況調査で、壁は土壁ではなくすべてモルタル塗であることが判明。
さらに、小屋裏の丸太梁が折れていたり、柱の蟻害など、構造材の不具合が多く発見されました。
耐震補強工事をする前に、すべての壁を撤去して、屋根の小屋組みを取り替え、傷んだ柱は根継ぎをして…
「必要な工事費を考えると、耐震補強は現実的ではありません」
この報告を受けて、本堂新築へ舵が切られ・・・
若い副住職が中心となって、総代会への報告、檀家説明会の開催と着々と進めておられます。
菅野企画設計は、耐震診断・耐震補強の実績が豊富です。
事業の進め方についても、いろいろなアドバイスができます。
本堂の耐震補強をお考えなら、是非お声がけください。