スタッフBlog

2018.7.10

埼玉県の曹洞宗 大願寺で全伽藍を新築。鉄骨の検査と建て方(伊藤知)

2018.7.10

Category: 本堂新築

埼玉県富士見市の曹洞宗 大願寺様の本堂・客殿・庫裡新築工事が順調に進んでいます。

伽藍は鉄骨造の2階建てで床面積は約547㎡、
1階に本堂・客殿、2階
に住職・副住職の二世帯住宅を配置します。

工事は、岐阜県中津川市に本社を構える(株)中島工務店 関東社寺支店にお願いしています。



6月15日と27日の両日、(株)中島工務店の本社にある鉄骨工場で、製品検査と溶接検査を行いました。

(株)中島工務店は社内に、国の評価基準Mグレードを取得した鉄骨工場を持っています。

検査には、遠方にもかかわらず、住職・副住職が足を運んでくださいました。そして、当日は、使用する木材の一部も見ていただきました。

「緑豊かで・・材木も豊富で、本当にいい所に本社があるんですねえ」と住職。




まずは、鋼材やボルトの品質・仕様を証明するミルシートや、工務店の社内検査報告書などをチェックしました。

その後、鉄骨の柱、梁の寸法を実測しながら、加工の精度を確かめていきました。

事前に工場から鉄骨製作図を受け取り、詳細な打合せを繰り返しているので・・・その内容が正しく加工に反映ことも確認しました。

「なかなか大変な作業なんですね。ご苦労様です」




次は溶接検査を行いました。

溶接各部の施工精度を目視で確認してから、超音波探傷試験で、溶接内部を検査しました。

超音波探傷試験は人間に例えると、病院で受けるエコー検査のようなものです。

「品質を担保する為に、いろいろな検査をするんですねえ。わたしの体もやってもらいたいくらいだ(笑)」と住職。

検査は合格でしたが・・・
後日、第三者機関による抜取り検査も行います。


「鉄骨工場は広くて、きれいに整頓されているし・・丁寧な作業が行わているので、安心しました。」



そして現場では・・・
7月2日から建て方が始まりました。

作業は順調に進んでいるので、まずはひと安心。

ただ、現場での本格的な工事はこれからです。

気を引き締めて工事監理にあたります。

記事一覧