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2019.1.8

愛知県一宮市の日蓮宗 法蓮寺で開運殿建て替え、ブロック塀改修(東松)

2019.1.8

Category: 客殿・庫裡新築

明けましておめでとうございます。
2019年も2018年同様、ご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。


一宮市の日蓮宗 法蓮寺様では現在、日蓮聖人ご降誕八百年奉賛事業として、開運殿・山門建て替えとコンクリートブロック塀の改修工事が進んでいます。

施工は、競争見積もりの結果、岐阜県郡上市に本社を構える澤崎建設(株)が行います。




妙見菩薩が祀られている法蓮寺の開運殿は長く、開運・商売繁盛を願う人の信仰を集めてきました。

特に、毎年7月の第三土曜日に行われる妙見祭には、参道に縁日露店が軒を連らね、多くの参拝者が集まります。

旧開運殿は木造平屋建て。間口3間の唐破風向拝という独特の外観で親しまれてきましたが・・・

参拝者が集う外陣が28畳と狭い上に、高齢者に不評の畳敷きでした。

また、近年は雨漏りや耐震力の不足が問題視されていました。

 



そこで・・・
新しい開運殿は外陣を35畳に広げ、土足で利用することができます。

屋根は雨漏りの危険がないシンプルな切妻屋根とし、谷のない形状です。

また、高い耐震強度を確保するなど・・・
旧開運殿の欠点を払拭します。

ただ、長く親しまれてきた唐破風向拝のデザインは踏襲し、正面には旧開運殿の虹梁を再利用します。

 
 

2018年12月17日、奉賛会委員、檀信徒、工事関係者が参集し、開運殿の上棟式が執り行われました。

建物は柱・梁が組み上がり、屋根の野地板が張り終わった状態です。見上げると、7.5mを超える長い松の丸太や小屋組みに迫力を感じます。

住職とふたりの修道師により、法要は進められ・・・木剣の乾いた音と、読経の声が会場に響き渡りました。

法要の後、棟梁が棟札を小屋組の束に納めました。

 


△改修前


△改修後

  
開運殿の工事は、まだ建て方が終わった段階ですが・・・
塀の改修工事は、先行して進んでいます。

改修前の塀は、コンクリートブロックが大人の背丈程度の高さに積まれているうえに・・・
ひび割れが露見し、目に見えて傾いているところが随所に見受けられました。

「コンクリートブロック塀を真っ先に改修したい」
奉賛事業の計画が発願された当初から、住職と役員全員の共通した望みでした。

そのため・・・
工事契約締結後間もなく、コンクリートブロック塀の改修工事に着手しました。

塀に近接してお墓が並んでいるので、慎重な作業が求められましたが・・・安全なアルミ製の目隠しフェンス塀への改修は、予定通り完了しました。

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