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2022.5.24

3年ぶりの研修旅行!2022年は兵庫・岡山の文化財建造物を巡りました(福田)

2022.5.24

Category: トピックス

2019年の山梨を最後に、休止していた研修旅行。
今年、満を持してついに再開しました!


一日目に訪れた、兵庫県姫路市に位置する圓教寺(えんぎょうじ)は、天台宗別格本山で、別名「西の比叡山」とも呼ばれています。
伽藍は、書写山(しょしゃざん)の山上にあり、境内はマイクロバスが運行されるほど、広大な敷地。
最高気温25度の好天気の中、ハイキング気分で山道を登り下りしながら目的地に向かいました。


境内にある建造物のほとんどが重要文化財に指定されていますが、
今回の見学で注目したのは、圓教寺の本堂にあたる「大講堂」です。
お寺は平安時代の創建ですが、度重なる火災を受けたため、現在の大講堂は室町時代に建てられています。

普段は非公開ですが、事前にお寺に申し込みをし、建物内部を見学させていただきました!





仏様が安置されている内陣は床が一段(約70cm)低くなっています。
これは天台宗特有の様式で、2017年の研修旅行で訪れた比叡山延暦寺の根本中堂も同様に低くなっていたのを思い出しました。
(ちなみに、延暦寺の内陣は更に深く、外陣よりも約3mも低かった!)



↑内陣の様子(圓教寺では建物内部も写真撮影可!)

釈迦三尊像が安置されている須弥壇の高さと板敷の床面の高さが同じくらいの高さのせいか、より仏像を近しく感じられました。


滞在時間一時間半、事前に入手した文化財修理報告書の実測図を片手にじっくり見学に費やしましたが、到底全ての建物は見切れません!
改めて再訪すべし、と心に決め、お寺を後にしました。

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