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2016.12.6

名古屋市の真宗大谷派 法輪寺の本堂新築。山門を移動(東松)

2016.12.6

Category: 本堂新築

名古屋市北区 法輪寺様の本堂新築工事が始まりました。

工事会社は競争見積もりの結果、岐阜県郡上市に本社を構える澤崎建設に決まりました。

9月に工事契約を取り交わし、2019年4月の完成に向けて工事が始まりました。



11月の中旬から、旧本堂などの撤去工事が始まりました。

工事は順調に進み、1週間後、境内には山門と庫裡を残すのみとなりました。

山門は20年ほど前に建てられたそうですが・・・
本堂新築に伴い、新たな位置に移動します。

ただ、工事中しばらくの間、境内の隅に仮置きされます。


山門は4本脚で、道路側の親柱の上に冠木(かぶき)と呼ばれる大きな角材が載っているので、薬医門に見えます。

しかし、薬医門とは違い、境内側の控え柱の上にも冠木が載り、屋根の棟木は親柱と控え柱の中央にあります。




12月に入って、山門の移設工事を行いました。

薬医門の移動は一般的に、曳き家と呼ばれる方法で水平に動かしますが・・・

山門の頑強な構造のお蔭で、クレーンで吊り上げて、移動することができました。

山門の重さは9トン弱。バランスをとりながら、慎重に工事は進められました。

天候にも恵まれ、準備に半日、移動に1日。作業はスピーディに完了しました。


これで、年内の現場作業は終了です。

木材検査は既に10月末に終えたので、大工たちは建て方に向けて、刻み加工を進めています。
年明けには、基礎工事に入る予定です。
 

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