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2016.9.13

岐阜市の真宗大谷派 善林寺の本堂が完成(菅野)

2016.9.13

Category: 本堂新築

岐阜市で工事を進めていた善林寺本堂がほぼ完了したので、担当の前嶋とお寺へ伺い、住職立ち合いのもと完成検査を行いました。
 
施工は愛知県江南市 株式会社アイチケンが担当しました。
 
善林寺旧本堂は昨年の夏、隣地からの類焼で焼失しました。火事見舞いにお伺いすると、早速、住職から建て替えのご相談を受け、設計を開始。
あれから約1年。
「あまりに早い再建なので、知り合いの住職方が驚いていますよ」は住職。
 
善林寺様は岐阜駅近くの住宅街にあります。境内には弊社設計の客殿も建っており、本堂建設用の敷地は限られていました。
 
そこで、屋根はシンプルな切妻にして、敷地を有効に活用することになりました。




伽藍は木造2階建て、床面積は238㎡(72坪)です。
1階には本堂と玄関ホール、応接、便所、2階には書院、配膳室などが配置されています。

本堂は間口5間×奥行6.5間。外陣は24畳の広さを確保しました。

内陣と外陣境には直径30cmの桧の丸柱を立て、虹梁には寺門の船をモチーフにした彫刻をあしらいました。

天井は屋根の形状を利用した斜め天井で、最高4.2mの高さを確保しました。




正面に屋根付きの土間を設けたので、雨を気にせず、靴を脱いで直接本堂に上がれます。

また、土間には格子戸を設け、引き戸を閉めた状態でも、屋外からご本尊を拝むことができます。
 

 

玄関ホールは吹き抜けになっていて、書院に登る階段が面しています。

吹き抜けに面した書院の窓は丸窓、

階段の一段目は無垢の桧と、手づくり感あふれるインテリアになりました。

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