2025.6.23
東大阪市の浄土真宗本願寺派 正行寺で本堂の耐震補強工事(伊藤知)
2025.6.23
Category: 耐震補強
東大阪市の浄土真宗本願寺派 正行寺で、本堂の耐震補強工事が進んでいます。
建立は江戸時代末期(築約180年)
間口6間、本瓦葺き、伝統構法による入母屋造りの本堂です。

△風格のある本堂
「耐震診断」をご依頼いただいたのは一昨年のことです。
一日がかりで調査したところ、、、
大変よく考えられた合理的な構造架構ではありましたが、老朽化により劣化した部材が随所にみられました。
また、阪神大震災を持ちこたえたものの、
瓦屋根には大きな不陸があり、大屋根の軒回りや足元に歪み・破損の痕跡が見られました。
そこで、、

「耐震補強工事」では、屋根瓦の葺替えによる軽量化と、土壁や足固めといった耐震部材の
追加を行ないます。

また、屋根の不陸を修正するため垂木・野地板を取替え、 劣化していた部材(桔木)も取替えます。

もちろん、構造上の補強も随所に施しています。

また、、破風・懸魚も取り替えて、新築同様にお化粧直しです。

歪んでしまっていた大屋根の軒回りも、化粧垂木を取替えて新築同様に。
新しい鬼瓦には、住職に御記銘して頂きました。
そして、平瓦への御記銘を檀家さまに呼び掛けたところ、、、
「皆さん御家族で寄り合って、200名以上がお寺を訪ねてきてくれました(笑)」
と住職が楽しそうに話してくださいました。
建立は江戸時代末期(築約180年)
間口6間、本瓦葺き、伝統構法による入母屋造りの本堂です。
△風格のある本堂
「耐震診断」をご依頼いただいたのは一昨年のことです。
一日がかりで調査したところ、、、
大変よく考えられた合理的な構造架構ではありましたが、老朽化により劣化した部材が随所にみられました。
また、阪神大震災を持ちこたえたものの、
瓦屋根には大きな不陸があり、大屋根の軒回りや足元に歪み・破損の痕跡が見られました。
そこで、、
「耐震補強工事」では、屋根瓦の葺替えによる軽量化と、土壁や足固めといった耐震部材の
追加を行ないます。

また、屋根の不陸を修正するため垂木・野地板を取替え、 劣化していた部材(桔木)も取替えます。
もちろん、構造上の補強も随所に施しています。
また、、破風・懸魚も取り替えて、新築同様にお化粧直しです。
歪んでしまっていた大屋根の軒回りも、化粧垂木を取替えて新築同様に。
新しい鬼瓦には、住職に御記銘して頂きました。
そして、平瓦への御記銘を檀家さまに呼び掛けたところ、、、
「皆さん御家族で寄り合って、200名以上がお寺を訪ねてきてくれました(笑)」
と住職が楽しそうに話してくださいました。