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2025.11.15

“床面積”の種類を知ると見えてくる!『見積書の真実』 #2(福田)


工事見積書において、絶大な影響力をもつ“床面積”。

「同じ建物なら、床面積の数字はひとつだけでしょ?」
…と思ったら、大間違いです。

実は、床面積の算出方法にはいくつか種類があります。
それらを知らずに見積書を比べても、正確な比較ができないことがあります。
 
 ▶あわせて読みたい関連記事:
 「知って損なし!見積り金額を左右する“床面積”のカラクリ #1」
 

① 延べ面積

建物の各階の「床面積」を合計したもの。
原則、屋外の玄関ポーチやベランダ、床のない吹抜け部分は含まれません。

建築確認申請など、法的な手続きに使われる代表格の面積です。


② 容積率算定用延べ面積

容積率とは———
「敷地面積」における「延べ面積」の割合のこと。

ただし、ここでいう“延べ面積”は、①とは少し違います。

​​​​「①延べ面積」から、以下のような「緩和部分(除外できる面積)」を差し引いたものです。

・自動車車庫
・駐輪場
・エレベーター
・宅配ボックス など

この「容積率算定用延べ面積」は、都市計画上の制限に関わる数値で、建築物の規模を法的に判断するために使われます。


③ 施工床面積

実際に施工する範囲を基準に算出するもので、工事見積書で多く使われるのがこの「施工床面積」です。

(画像)

ベランダや吹抜け、玄関ポーチなど、「①延べ面積」に含まれない部分も足されることが多く、「①延べ面積」よりも大きくなるのが一般的です。

注意が必要なのは、この面積には法律上の定義がないという点です。
そのため、ハウスメーカーや建設会社によって算出基準が異なります。

つまり、見積書の“坪単価”も会社ごとに数字の根拠が違うのです。

 

「延べ面積」と「施工床面積」は似て非なるもの。
見積書を比較する際は、必ず「どの面積を基準にしているのか」を確認しましょう。

また、“坪単価”の数字を比べる際も、まずは、面積の算出方法をチェックすることが大切です。
見た目の数字に惑わされないよう、正しい基準で判断してください。


 ▶関連記事:
 「家づくりをはじめる前に知っておきたい!『坪単価』とは?」

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