完成ギャラリー

耐震補強耐震補強

曹洞宗 龍渓院 本堂耐震改修

龍渓院本堂は床面積が約408㎡(123坪)の大伽藍。
市の調査により、1655年に建てられたことがわかっています。

「兼務住職が長く続いていましたが、やっと新しい住職が来てくれることになりまして・・・
晋山のお祝いに、本堂を耐震改修したいんですよ」と、総代長からご相談を受けました。

先ずは現況調査を行い、耐震診断報告書をお持ちすると・・・
「想像していたよりしっかりした報告書で驚きました」
土木技師でもある総代長からお褒めの言葉をいただき、補強設計に進みました。

老朽化が思いのほか進んでいた上に、瓦を乗せたままの補強工事になったので、設計・施工ともに難易度の高い工事になりました。
  • ■愛知県岡崎市
  • ■施工/株式会社 片岡工務店
  • ■木造平屋建て
  • ■床面積/408㎡(123坪)
  • ■2021年竣工
  • 寄棟屋根の瓦はまだ新しかったので、葺き替えをしないで耐震工事を行いました。
  • 漆喰を塗り直し、下見板は張り替えたものの、できるだけ外観を変えないように補強しました。
  • 背後に山が迫っており、湿気の多い敷地なので、濡れ縁は脆くなっていました。
  • 外壁に耐震壁を配置。下見板ササラ子押えで、湿気から守ります。
  • 本堂は引き戸でいくつもの部屋に仕切られていました。
  • 住職に使い勝手をお聞きし、支障のないところに耐震壁を新設しました。
  • 耐震補強工事を始める前と工事完了後に常時微動測定を行い、補強の効果を測定しました。
  • 建て起こしを行い、柱の倒れを矯正しました。
  • 礎石は長い時間を経て安定しているので、地盤を荒らさないようにしました。
  • 柱の足元に足固めを新設し、床下からの湿気を防ぐため、コンクリート土間を打設しました。
  • 柱が腐っていたところは切断して、鉄筋コンクリート造の基礎の上に載せました。足固めとの接続部は耐震リングで補強しました。
  • 本堂の垂れ壁はほとんどの場合、天井から上は小舞のままです。土が塗ってないと耐震力が期待できません。
  • 梁と梁の接合が弱くなっていたので、火打ち梁で補強しました。
  • 新たに柱を立て、柱と柱の間に耐震壁を新設しました。
  • 柱と柱の間に格子壁を組み込みました。格子壁は、変形しながら地震に耐えます。

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