客殿庫裡の建て替えは、當山にとって長年の課題でしたが諸条件が熟せず、なかなか、踏み切れずにおりました。

あるとき、何気なく菅野企画からのパンフを見ておりましたら、説明文や写真の中に、「経験」や「自信」や「夢」を感じましたので、お話を伺ってみることにしました。
用意しておいたこちらの希望を申し述べたところ、それらを全て書き留められ、誠実に対応して下さいました。様子を観ていた高校生の孫が、「あの人なら大丈夫だ」と言ったひと言が私の背中を押し、役員さんと相談し、設計監理をお願いすることになりました。
設計が確定するまでには諸々の打合わせ、幾たびもの会議が必要でしたが、環境に溶け合う建築美と、希望に叶う実用性との狭間で、適切な判断をして頂けたと思っております。

お寺に見えるどなたもが、「良い建物が出来た」と喜んでおられます。有り難うございました。