「古民家の間取り」と言えば、「田の字型」。
南側の縁側に面して、和室が「田」の字に並ぶプラン。
障子や襖を外せば大広間として使えて便利。
…というのは、昔の暮らし方があってこその形。
現代では使いづらさを感じる間取りになってしまいました。
古民家改修を考える方にお届けするリノベポイント第3回目は「間取り」についてです。
ポイント3
田の字型プランでも、いまのライフスタイルプランに合わせて再生できる!
現代は「個」の時代。
家族それぞれの空間やプライバシーが求められます。
しかし、田の字型は、北側の部屋が廊下に面しておらず、
部屋を通りぬけなければならない動線。
プライバシーが守れない間取りになってしまっています。
今となっては、とても使いづらい間取りになってしまいました。
だからといって、壊して一から作り直す必要はありません。
既存の間取りを活かしつつ、今の暮らしに合った間取りに改修することで、古民家はぐっと住みやすくなります。
ただし!
考えもなく土壁を取り払うと、
「地震に耐えられる耐力壁が足りなくなってしまった!」
…という事態にも。
・建物ごとに適した耐震計算を行う。
・どこに耐力壁が必要なのかを確認する。
この2点を押さえて間取りを検討することが、とても大切です。
古民家に暮らす方からよく聞くのは、こんな声です。
・気にしてはいるけど、耐震について何から手をつければよいのか分からない
・冬の寒さは仕方ないと諦めている
でも、それらを解決できる方法があります。
「この家を残したい。でも、もっと心地よく暮らしたい」
そう感じたときは、ぜひご相談ください。