良いことばかりのように見える「一体打ち」にも、デメリットはあります。
・ 一体打ちにするには、型枠を浮かせなければなりません。
施工にひと手間かかります。
・ 繰り返し使用できて便利な鋼製型枠は、基礎のベースに据え置いて使用します。
そのため、一体打ちでは使えません。
・ 一体打ちをするには、使い捨ての木製型枠を使わなければならず、
コストがかかります。
一体打ちの救世主、登場!
そんな折、一体打ちを効率よく施工できる専用金物を見つけました。
・ 金物のツメ部分に型枠を固定し、鋼製型枠も難なく浮かせられます。
・ 基礎の幅・高さの指定が可能
・ 基礎の外周部に限らず、内部立上りの型枠も固定できる。
→ 外周部と内部の基礎を一回の打設で施工可能!
新しい専用金物の登場で、一体打ちの施工精度・施工性は抜群に向上することでしょう。
「一体打ち」・「二度打ち」論争に終止符が打たれるのも、間近かもしれません。
(全3回 おわり)