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コラムColumn

2023.9.26

いい家を造るためには“専門知識を有する建築主の代理人”の監理が必要(植松)

家を建てよう!と思いたったら・・・まずは住宅展示場へ。
各ハウスメーカーのセールストークや工事費を聞いて品定め。

「ハウスメーカーは大きな会社だから、工事は信用できるはず」
「専門家がしっかり工事内容をチェックしてくれるんだろう」
そんな方がほとんど。


「いや、工事監理(こうじかんり)こそが大切!」と
家づくりのパートナーを選ばれる方は、まず、いらっしゃいません。しかし・・・



 


そもそも「監理」を行う建築士とは・・・“専門知識を有する建築主の代理人”です。

その役割は、
・設計の内容を現場に伝える
・設計図通りに施工されているかをチェックする
・使用材料が設計図の指示通りかをチェックする
・工事中に建築主の指示で変更が生じた場合、その対策を考え、見積り金額をチェックする
などです。


同じ読み方の「工事管理」を行う人が・・・現場監督。
工事のスケジュール管理や、職人の手配、材料の発注、工事中の安全管理などがその役割です。

 

「工事監理」と「工事管理」の会社は、別々にするべきなのか?

ひとつの会社が設計と工事を全て行う場合・・・監理料は必要ありません。

しかし、工事会社の不利益になるような厳しい指摘が、果たして現場監督に行えるでしょうか?
また、現場監督が施工ミスを見落とすことはないのでしょうか?




現在、横浜市で住宅の新築工事が進んでおり、先日、「筋かい、構造用金物の検査」を行いました。

・筋かいが設計図通りの位置に設置されているか
・寸法は設計図通りか
・構造上の欠陥になる死節や大きな生節が無いか
・構造用金物はメーカーの仕様通り施工されているか
を確認しました。

今まで多くの工事監理を手掛けてきましたが・・・実は、「完璧な施工」だった物件はごくわずか。
補強金物のビスを施工し忘れていたり、金物自体を付け忘れていたり、多くのうっかりミスを発見します。

金物1つ、ビス1本でも欠如すれば、設計強度が確保できないので、
1つ1つチェックし、是正を指示し、是正が完了したことを確認しなくてはいけません。

 

工事監理の業務は、他にも多岐に亘ります。

・建物の位置確認。
・杭を施工する場合は、杭位置の確認
・基礎の鉄筋の配筋検査、コンクリートの型枠検査、コンクリートの受入れ検査
・アンカーボルトやホールダウンの位置や設置状況の確認
・木材検査(樹種、等級、含水率の計測、材の寸法の確認)
・筋交いの樹種、節の検査
・構造用金物の検査
・外壁や屋根の下地や、サッシの納まり、バルコニーの仕上げ等の雨仕舞の確認
・仕上げの施工状態の確認
などなど。



監理料は余分なコストに思われるかもしれませんが・・・
建築の専門家を代理人として雇うことは、質のいい住宅を建てるために必ず必要です!

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