ご住職に聞くご住職に聞く

先人に恥じぬ、未来に誇れる本堂が完成。皆様の心と暮らしに寄り添うお寺として、大いに活かしてまいります。

浄土真宗本願寺派 光福寺
住職/西 信人 様
山口県岩国市

天保五年に再建された旧本堂の耐震改修を検討する中で、(株)菅野企画設計様のHPに出会いました。

二日にわたる耐震調査の結果、予想以上に老朽化が進んでいることが判明。苦渋の決断ではありましたが、思い切って建て替え新築へと舵を切ることとなりました。

激甚化する自然災害にも強く、誰もが安心してお参りできる伝統的な木造の本堂を。

この難しい要望に応えるべく、対面やリモートで幾度も打ち合わせを重ね、理想を具現化したマスタープランが形となりました。その間、総代並びに門信徒説明会には菅野所長、前嶋統括リーダーが足を運んでくださり、プロの知見に基づく客観的データと真摯な説明により、門信徒の理解と賛同を得ることができました。

ところが、実施設計の途上でコロナ禍が始まります。ウッドショックや資材・人件費の高騰といった困難も続きましたが、「改悪ではなく改善」を念頭に、妥協することなく解決策を探り、計画を磨き抜きました。

工事監理も山口県という遠方ではありましたが、施工業者の(株)大島組様、(株)アイチケン様との綿密な連携のもと、徹底した品質・安全管理が行われ、コロナ禍という厳しい状況の中でも大きな遅延も事故もなく、工事を完遂することができました。

こうして完成したのが、先人に恥じぬ、未来に誇れる、現時点での最適解と自負する本堂です。遠くからでも目を引く、流麗な弧を描く寄棟造りの屋根。新たなランドマークとして地域の人々にも好評です。

水害対策のために立ち上げた高強度・高耐久コンクリート造の基壇の内部には、納骨堂を設けました。

静かに手を合わせ、仏様と向き合う場所。人々が集い、語らう場所。時には、音楽や芸術などの文化に触れる場所。伝統を大切にしながらも、皆様の心と暮らしに寄り添う地域に開かれたお寺として、この本堂を大いに活かしてまいります。

昨年五月の落慶法要では、岩国の象徴である錦帯橋で稚児行列も行いました。この本堂が今、過去から未来をつなぐ架け橋となることを、皆共々に慶ばせていただきました。

改めまして、菅野所長、前嶋統括リーダー、そして菅野企画設計の皆様方に、心より感謝申し上げます。