ご住職に聞くご住職に聞く

「心の行き届いた設計ですね」「なんと綺麗な寺やね」檀家様の声に感激しております。

真言宗山階派 満願寺
住職/前田 峯成 様
和歌山県和歌山市

2012年に満願寺が火事で焼失しました。

車も入れない山寺だったので、5年前に200坪の土地を新たに購入し、宮大工さんや設計事務所4か所に設計を依頼しました。しかし、提案はいずれも本堂、渡り廊下、庫裡という型通りの間取りで、庫裡が非常に小さく、家族が5人で住むには到底無理な設計ばかり。

途方に暮れていた時、息子が四国の大龍寺で求聞持の結願日に御本尊様にお寺のことをお祈りした所、心の中に「寺院 現在 建築」という言葉が浮かんで来ました。和歌山に帰って早速ネットで検索した所、菅野企画設計さんと出会うことになりました。

それから、あれもして欲しいこれもして欲しいと要望を出した所、工事費の見積り金額が最初の予算の1.38倍になってしまいました。満願寺には建築委員もいませんし、一度も総代に会わないまま、私と妻と長男の三人で打ち合わせを進めたのですから、菅野社長も嘸かし心配されたことと思います。

満願寺では毎日、護摩修法をしているので、近隣の方々に煤と匂いで迷惑をかけてしまうのではと心配でした。しかし、煤と匂いを水で融合させて取り除く換気扇を設置してもらったおかげで、毎日安心して護摩修法させていただいております。


出来上がりを檀家様の建築関係の方々に見てもらうと・・・
「住職さん、和歌山でこれだけの仕事ができる大工さんには、なかなか出会えないですよ」と言われました。また、「心の行き届いた設計ですね」とか「なんと綺麗な寺やね」「旅館みたいやね」と檀家様から言われることが多く、感激しております。

菅野企画設計さん、建築を請け負ってくださったアイチケンさんには心から御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。