完成ギャラリー

木造伽藍木造伽藍

日蓮宗 浄昇寺 書院・庫裡新築

「災害時には近隣の皆様の避難場所にもなるように、頑丈な建物を造ってください」と住職。
当初は鉄骨造も検討しましたが、耐震性に優れる上に使いやすく快適な木造平屋建てをご提案しました。

旧書院・庫裡は鉄筋コンクリート造の現代的なデザインでしたが・・・
入母屋造り瓦葺きの本堂にマッチした外観を模索した結果、本堂に向かって段々高くなる三重のむくり屋根のデザインになりました。
 
  • ■名古屋市
  • ■施工/株式会社アイチケン
  • ■木造平屋建て
  • ■床面積/約502㎡
  • ■2020年9月竣工

ご住職に聞くお客様の声

  • 本堂に向かって段々に高くなる、特徴的な三重のむくり屋根。
  • 客殿には花頭枠をあしらいました。緩いスロープで玄関まで上がることができます。
  • 庫裡と参道の境には高さ1.8mの塀を設けました。旧伽藍の甍瓦を再利用。
  • 玄関ホールは15帖の広さで、緩やかな斜め天井。向かって左側の4枚引き戸の向こうは10帖の寺務室です。
  • 玄関に応接室が隣接しています。引き込み戸で仕切ることもできます。
  • 応接室は11帖の広さで床暖房完備。障子の下から中庭が見えます。
  • 書院は30帖の広さで床暖房完備。可動間仕切りで2室に仕切ることができます。
  • 客殿は8畳と10畳二間続きの和室です。廊下境の欄間に旧書院の欄間を再利用しました。
  • 客殿の二間境の欄間には、オリジナルデザインの牡丹を透かし彫りした杉の柾目板を嵌めこみました。
  • 書院と廊下を挟んで10帖の配膳室を配置しました。壁面収納はクリナップ製。
  • 旧書院・庫裡は鉄筋コンクリート造でした。
  • 旧書院・庫裡を解体撤去した敷地で地鎮祭が厳修されました。
  • 強度の高い地盤に恵まれたので、敷地の上に頑丈なべた基礎を造り、建物を新築しました。
  • 木材の納入は愛知県江南市の(株)いちい。住職ご夫婦にも参加していただき木材検査を行いました。
  • 桧や杉、日本の木材をふんだんに使いました。大工と現場監督が工夫を重ねて、むくり屋根を完成させました。

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