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2019.1.22

三重県の浄土宗寺院 納骨堂・御堂兼茶所新築工事が順調に進捗中(伊藤知)

2019.1.22

Category: 納骨堂・宝物館新築

三重県の浄土宗寺院で、納骨堂と御堂兼茶所の新築工事が始まりました。

工事は競争見積もりの結果、愛知県一宮市に本社を構える(株)アイタックにお願いします。




御堂兼茶所は鉄骨造平屋建てで、寄棟屋根のいぶし瓦葺き。床面積は約88㎡です。

納骨堂は鉄筋コンクリート造平屋建てで、切妻屋根のいぶし瓦葺き。床面積は約199㎡です。

納骨堂は、行政機関によって設置基準が異なるので注意を要します。今回は、建物を建築基準法の耐火構造にすることが求められたので、鉄筋コンクリート造で設計しました。

墓地に続く参道から分岐した道を歩いて、御堂兼茶所と納骨堂にアプローチします。

 



納骨堂は、採用する納骨壇を決め、効率よく並べられる大きさに設計する必要があります。

今回は幅50cm、40cm、33cm×奥行50cmの仏壇型納骨壇を採用し、248基収容することができます。

納骨堂の入り口正面の花頭枠の中に「阿弥陀二十五菩薩来迎図」を立体的に再現します。

雲を模した仏壇の上に、阿弥陀如来とその周りを二十五菩薩がとり囲むように並びます。

ここで手を合わせてから、各家の仏壇にお参りしてもらいます。

 



御堂兼茶所は、正面に釈迦如来をお祀りします。

「お墓参りに来寺される方は多いのに、皆さん駐車場との往復で帰られてしまう。気軽にくつろいでもらえる場所があれば・・・」そんな住職の想いから、茶所としても利用できる設計です。

 
また、鉄骨造のメリットを活かし、開放的なスペースになるので・・・

部屋のどこにいても、
東側に設けた大きな窓から、歴史を重ねた山門、鐘楼や松の枝振りを楽しんでもらえます。




しかし、工事はまだまだこれから。杭工事、基礎工事がようやく一段落したところ。

今まで、鉄筋の配筋やコンクリートの配合など、設計図どおりの施工がされているか、検査・確認を繰り返してきました。

現在は、鉄骨の建て方に向けて、施工図をチェックしたり、現場監督との打合せを入念に行っているところです。

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