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2019.10.15

カウンターの素材は実物を見るべし!岐阜市の銘木店をご案内(福田)

2019.10.15

Category: 古民家再生

愛知県稲沢市で、築82年の古民家の改修工事が進んでいます。

現在は耐震補強工事が終わり、屋根の断熱材も貼り終え、壁や天井の下地を組みはじめるところです。





ということは、造り付けカウンターの取り付けもそろそろです。

計画では、便所の手洗いカウンターにトチを使う予定です。
トチは、縮み杢(ちぢみもく)と呼ばれる木目が特徴で、お客様の好みが分かれます。

念のため、木目を確認していただきたいものの、お客様は、現在東京にお住まいです。
参考にと、過去の実例写真をメールで送りましたが、いまいちよくわかりません…。


やはり実物を見るのが一番!
そこで、月に一度の現場定例会議のタイミングを見計らって、岐阜市の河合銘木店をご案内しました。



↑河合銘木店

所狭しと材料が並ぶ様は、いつ訪れても見飽きません。
せっかくお客様に来ていただくので、トチだけでなく他の樹種も何種類か準備してもらい、お好みを伺います。
また、銘木の予定ではなかったカウンターについても、提案してもらいました。


中でも大物は、LDKに取り付ける間口2.7mほどの造り付けカウンター。
いろいろな良品を見せてもらい、お客様も迷われていましたが、
『将来購入予定の一枚板のダイニングテーブルと喧嘩しないように』と、
木目のおとなしいセンを選ばれました。





ところが、中央付近に大きな節穴が…。
こういった穴は銘木につきものです。





お客様のお好みを聞いて、大きい方の節穴は、適度に中をキレイにして自然そのままの姿を残すことに。
小さい方は樹脂で埋めることもできますが、今回は、カリンで埋木をすることにしました。



↑カリンで作られたイチョウ型の埋木

どんな仕上がりになるのか、出来上がりが楽しみです。

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