完成ギャラリー

納骨堂、山門、鐘楼など納骨堂、山門、鐘楼など

浄土宗 照源寺 納骨堂「来迎殿」新築・増築

照源寺は桑名藩主、松平家の菩提寺として有名な古刹です。

山門を潜ると、歴史を重ねた松の大木に囲まれた石敷きの参道が本堂まで続いています。また「松平定綱及び一統之墓所」には、藩主二十八基の墓石があります。

そんなお寺の住職からご相談を受けました。
「境内の空き地に、お寺をより魅力的にする伽藍を考えてください」

住職と意見が一致したのは、納骨堂と茶所新築のアイデアでした。

納骨堂「来迎殿」は2019年6月に完成し、その後続々と予約が入ったとのこと。

そして3年後・・・
「納骨壇が足らなくなりました。最近は宣伝をしなくても、予約希望の方が訪ねてみえるんです。できるだけ早く増築してください」と住職ご家族。

増築棟は既設伽藍との調和を考えデザインしました。
  • ■三重県桑名市
  • ■施工/新築:株式会社アイタック、増築:大井建設株式会社
  • ■鉄筋コンクリート造、新築:平屋建て、増築:3階建て
  • ■床面積/新築:約200㎡ 増築:約433㎡
  • ■新築:2019年6月 増築:2024年6月竣工
  • 鉄筋コンクリート造の納骨堂です。舗装された道を奥に歩いていくと、松平家の墓に至ります。
  • 境内は松の大木に覆われ、歴史と権威を感じる景観です。
  • 増築棟の屋根は、既設納骨堂の屋根との調和を考えデザインしました。
  • 増築棟の手前には水子地蔵が並んでいます。圧迫感のない外観をデザインしました。
  • 風除室と9mのスロープの先に納骨堂の入り口があります。右側に阿弥陀如来、左側に地蔵菩薩が祀られています。
  • スロープの突き当りの窓には、鳳凰の図柄の華鬘をエッチングしたガラスを嵌め込みました。
  • 納骨堂の本尊は、照源寺に伝わってきた阿弥陀如来と二十五来迎菩薩です。
  • 来迎図を参考にして、オリジナルの祭壇をデザイン。仏像を立体的にお祀りしました。
  • 平屋棟の天井は、屋根の形状を利用した船底です。エアコンも設置しました。
  • 増築棟の1階ホールに、地蔵菩薩をお祀りしました。菩薩の背面にソファーを造り付け、休憩コーナーも兼ねています。
  • 納骨壇は一直線に並べ、わかりやすく見通しよく配置しました。
  • 増築棟の2階は蓮池をイメージしたインテリアです。壁に蓮池のさざ波をエッチングしたガラスを埋め込みました。
  • 増築棟の2階も、納骨壇をわかりやすく見通しよく配置しました。
  • 増築棟の3階。将来納骨壇を並べる予定のスペースです。窓から境内が望めます。
  • 巨大な松の枝越しに本堂の妻壁が見えます。

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