完成ギャラリー

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日蓮宗 法蓮寺 開運殿新築

法蓮寺開運殿にお祀りされている妙見菩薩は、江戸時代から長く信仰を集め、
7月に行われる「妙見星祭り大祭」には多くの参拝者が集まります。

しかし、開運殿は老朽化して雨漏りが生じ、耐震性能にも不安な状況でした。
そこで住職は、老朽化して傾いた山門の新築とブロック塀の改修を含む境内整備を発願し、
2015年10月にマスタープランを依頼されました。

マスタープランが完成してから、しばらく時間が空きましたが・・・
2018年7月、いよいよ実施設計に移りました。

その後、建設委員会での打ち合わせもスムーズに進み、境内整備の事業は計画通りに円成しました。
  • ■愛知県一宮市
  • ■施工/澤崎建設株式会社
  • ■木造平屋建て
  • ■床面積/約87㎡
  • ■2019年6月竣工
  • 旧開運殿の外観は、向拝の大きな唐破風屋根が特徴でした。新開運でもそのデザインを踏襲しました。
  • 開運殿への参道をスロープに整備しました。
  • 日が暮れると、堂内の光がガラス窓から漏れ、妻壁丸窓の九曜星が光ります。
  • 向拝正面に、九曜星をあしらいました。この窓から西日が堂内に差し込みます。
  • 外陣は土足利用で35帖の広さ。屋根の形状を利用した斜め天井で、最高高さ5.6mの胸のすくような空間です。
  • 内陣は13帖の広さです。妙見菩薩、九曜星尊をお祀りしている祭壇には旧開運殿の虹梁、木鼻、組み物を再利用しました。
  • 内陣から向拝側を見たところ。壁上部と正面壁の窓に九曜星をあしらいました。
  • 旧開運殿は入母屋屋根に唐破風、その下に桟敷が差し込まれ・・・複雑な屋根形状が雨漏りの原因になっていました。
  • 解体の時、装飾彫刻を丁寧に活かし取りしました。
  • 旧開運殿の向拝に使われていた、長さ5.5mで中央が馬の背になっている虹梁を活かし取りして、再利用しました。
  • 設計図に基づき、松下棟梁に唐破風の原寸図を描いてもらい、微調整しました。
  • 住職と建設委員の皆様に、岐阜県郡上市の澤崎建設(株)の工場へ足を運んでもらい、使用する木材を確認していただきました。
  • 桧をふんだんに使って、柱と梁を組み上げました。
  • 建設委員の皆様、工事関係者が参集し、上棟式が厳修されました。
  • 落慶後直ぐに行われた「妙見星祭り大祭」には、多くの参拝者が集まりました。

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