臨済宗 永保寺 本堂・大方玄関復元
平成15年9月、臨済宗の古刹永保寺の本堂、庫裡、大玄関が火災で焼失しました。
幸い国宝に指定されている観音堂、開山堂は類焼を逃れましたが、この不幸な出来事は、テレビ、新聞で大きく取り上げられ、全国に報道されました。
すると、焼失した伽藍は文化財に指定されていなかったにもかかわらず、多治見市在住の学生や市民を中心に募金活動が始まり、復元に向けて機運が高まりました。その動きを知り、全国から設計事務所、建設会社がその復元工事に名乗りを上げ、プロポーザルが行なわれました。
その結果、庫裡復元工事設計監理の大役を弊社に。そして3年後、引き続き本堂・大方玄関の設計監理も弊社に任せるという決定をいただきました。
しかし、本堂復元の頼りになる資料は写真のみという状況で、作業の進め方に不安を感じました。
そんな折、焼失した本堂は、後に完成した旧庫裡より柱が細く、軒の出も浅いなど、方丈伽藍として充分な構造ではなかった。そのままの姿で復元する必要なはいのではないかという意見が出され、田中義峰老師の許しを得て、弊社なりの見解を取り入れた設計を行なうことができました。
幸い国宝に指定されている観音堂、開山堂は類焼を逃れましたが、この不幸な出来事は、テレビ、新聞で大きく取り上げられ、全国に報道されました。
すると、焼失した伽藍は文化財に指定されていなかったにもかかわらず、多治見市在住の学生や市民を中心に募金活動が始まり、復元に向けて機運が高まりました。その動きを知り、全国から設計事務所、建設会社がその復元工事に名乗りを上げ、プロポーザルが行なわれました。
その結果、庫裡復元工事設計監理の大役を弊社に。そして3年後、引き続き本堂・大方玄関の設計監理も弊社に任せるという決定をいただきました。
しかし、本堂復元の頼りになる資料は写真のみという状況で、作業の進め方に不安を感じました。
そんな折、焼失した本堂は、後に完成した旧庫裡より柱が細く、軒の出も浅いなど、方丈伽藍として充分な構造ではなかった。そのままの姿で復元する必要なはいのではないかという意見が出され、田中義峰老師の許しを得て、弊社なりの見解を取り入れた設計を行なうことができました。