完成ギャラリー

木造伽藍木造伽藍

法華宗本門流 妙本寺 本堂新築

旧本堂は書院や庫裡がひと棟に納まる「庫裡御堂」でしたが・・・
耐震力に不安があったため、耐震性の高い伝統的な本堂を新築することが住職の願いでした。

「幸いにも隣地が購入できました。檀信徒の皆様が安心して利用できる耐震性の高い本堂にしてください」
設計は順調に進み、着工。

地鎮式、上棟式の導師を住職がお務めになりました。
ご家族は90歳の住職の健康を心配されていましたが・・・
読経は力強く、流暢そのもの。

これも日頃の鍛錬と節制の賜物。見習いたいものです。
住職が健康で完成の日を迎えられたこと、心よりうれしく思います。
  • ■山梨県富士河口湖町
  • ■施工/松浦建設株式会社
  • ■木造平屋建て
  • ■床面積/約158㎡
  • ■2025年4月竣工

ご住職に聞くお客様の声

  • 本堂は河口湖を望む南側高台に建っています。旧本堂は本堂と客殿・庫裡がひと棟に納まる「庫裡御堂」でした。
  • 「こんな景色のいいところで仕事ができるなんて幸せです」と屋根の上の大工。「湖沿いの道路からもよく見えますよ」はご家族。
  • 本堂の正面は入母屋造り妻入りの瓦葺きです。桧造りで外周部の柱は21cm角です。向拝の脇にスロープを設けました。
  • 本堂の間口は5.5間、外陣は37帖の広さ。内陣境は直径33cmの桧柱と虹梁で囲われています。寒い地域なのでACだけでなく床暖房を敷設しました。
  • 内陣は間口2.5間×奥行2.5間で高さ3.8mの格天井です。
  • 御宝前は高さ4.2mの折り上げ格天井です。
  • 本堂の正面は入母屋造りですが、背面は切妻屋根と変化に富んだ外観です。
  • 河口湖に向かって展望室を設け、テラスを張り出しました。
  • 展望室のガラス窓の外には河口湖、緑の山並みの絶景が広がります。
  • 本堂の工事に入る前に、敷地の北東に建っていた鐘楼を南西に曳家しました。
  • 頑丈な地盤に恵まれたため直接基礎を造り、その上に柱と梁を組み上げました。長寿命の特殊なコンクリートを打設しました。
  • 寺族と建設委員の皆様に石川県の工場まで足を運んでもらい、使用する木材を確認していただきました。
  • 棟梁が設計図に基づいて描いた屋根・軒の反り、破風などの原寸図を微調整して、納得の曲線に修正しました。
  • 積雪の多い地域なので、屋根や深い軒を支えるため、松の太い梁や桔木を組み上げました。
  • 起工式、上棟式の導師を務めた住職。御年90歳とは思えないくらいお経が流暢でした。

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