完成ギャラリー

木造伽藍木造伽藍

真宗大谷派 利正寺 本堂・庫裡新築

マスタープランを依頼されたのは2018年6月でした。

マスタープランは約3か月で終了しましたが・・・
時は、2020年開催予定の東京オリンピックに向けて建設ラッシュの真っ最中。
工事費が高騰していました。

ところが、機を見計らっているうちに、今度は新型コロナウィルスの感染が拡大し・・・
世界中の経済が止まってしまいました。

しかし2022年6月、建設委員の強い後押しで、工事に向けた実施設計が始まりました。
コロナ騒動の影響でウッドショック、木材が高騰しましたが・・・
松浦建設が工事を請けてくれたおかげで、その後は完成まで順調に進みました。
  • ■神奈川県横浜市
  • ■施工/松浦建設株式会社
  • ■木造2階建て
  • ■床面積/264㎡
  • ■2024年5月竣工
  • 切妻屋根瓦葺きのシンプルな外観です。スロープを上ると玄関ホール、手前は内玄関の階段です。2階の縦格子部分は物干しです。
  • 本堂は三叉路の交差点に建っています。道路側に4台分の駐車場を配置し、見通しがよくなりました。
  • 以前の本堂は、塀や植栽に視線を遮られていました。
  • 玄関の天井には木の腕木をあしらい、和風のデザインです。玄関へはスロープで上ります。
  • 玄関ホールは10帖の広さ。右の引き戸を入ると靴脱ぎ。その奥に配膳室、和室が続きます。左側に進むと便所に至ります。
  • 本堂の外陣は下足利用。間口3間×奥行4間の広さです。
  • 内陣の床は外陣から25cm高くしました。境には直径24cmの桧の丸柱、框も無垢の桧です。
  • 以前の本堂は、鉄筋コンクリート造建物の2階にありました。
  • 内陣は桧板張りです。須弥壇・宮殿部分は格天井にし、3.3mの高さを確保しました。
  • 外陣の奥(南側)には幅3.5mの窓を設けました。阿弥陀如来の真正面に位置していて、屋外からお参りすることができます。
  • 内陣脇に6畳の和室を設けました。お坊様の控室としても使えます。この部屋から後堂を通って入堂します。
  • 鋼管杭Φ40cm×4m×62本を施工した上に鉄筋コンクリート造の頑丈な基礎を造り、木造の本堂を建てました。
  • 住職のご家族が石川県能美市の松浦建設まで足を運び、使用する木材を確認されました。
  • 桧材をふんだんに使った建て方。乾いたカケヤの音が響きました。「この辺りでは本格的な建て方はほとんど見られないので、近所の人たちに喜ばれました。木造にしてよかったと思います」と住職。
  • 筋交いで壁を補強する耐震構造で設計しました。筋交いは柱の補強金物をひとつひとつチェックしました。

大きい写真にポインタをのせると白い矢印が出ます。クリックすると次の写真に移動できます。

小さい写真をクリックすると、該当写真が拡大写真として表記されます。

一覧に戻る