完成ギャラリー

耐震補強耐震補強

高野山真言宗 天徳寺 本堂耐震改修

「将来起こるであろう大地震に備え、先ず耐震診断をお願いします。
本堂が傾いているかどうかも調べてください。」

早速、現況調査を実施すると・・・「震度6以上の地震で倒壊する危険がある」という結果に。

しかし、付属している倉庫を耐震補強に利用するアイデアで、
見慣れた外観を変えることなく、小屋裏や床下の補強などで耐震強度を確保できました。

また、軒先をより長く安定して保つため、鉄骨で補強されている桔木(軒を支える部材)を太い丸太桔木に取り替えました。
難工事になりましたが・・・設計図の意図に従い、労を惜しまず施工に当たってくれた大工、瓦工に感謝!
  • ■神奈川県横浜市
  • ■施工/松浦建設株式会社
  • ■木造平屋建て
  • ■床面積/約180㎡(54坪)
  • ■2024年9月竣工
  • 鬼瓦を大きく、軒の反りを増しました。「以前より美しい屋根になりました」と檀信徒の皆様に好評です。
  • 南側の外観、経年劣化が進んだ瓦を全て葺き替え、傷んだ破風板と大屋根の化粧垂木を取り替えました。
  • 改修工事前の本堂。鬼瓦が全体に小振りで、軒の反りがおとなしい感じがしました。
  • 耐震診断を依頼され、スタッフ4名が一日がかりで、現況をつぶさに調査しました。
  • 軒を長く安定して保つため、鉄骨の桔木を丸太に取り替えます。
  • 住職のおっしゃる通り本堂の床は北側に向かって6cm低くなっていました。柱をジャッキアップするとともに、腐っていた足元を根継ぎしました。
  • 柱の倒れを矯正する「たて起こし」を行いました。壁と柱、桁の間を掻き落し、少しづつ倒れを直しました。
  • 床下に土壁を追加し、耐震強度を高めました。
  • 天井上に荒壁パネルを張り込み、耐震強度を高めました。
  • 母屋と裳階の接続が脆弱だったため、火打ち梁で固め、その下に天井を貼りました。
  • 裳階の桔木が少し細かったので、将来軒が下がらないように、太い垂木に交換しました。
  • 軒先に、切裏甲と呼ばれる厚い板を追加することで、太い桔木が差し込めるスペースを確保しました。
  • 屋根のいぶし瓦は、ビス止め工法で葺き直しました。大棟、隅棟、降り棟は地震に備え、金物で補強しました。
  • 本堂は、現在より一回り大きかった旧本堂の基壇に上に建っていました。そのため、軒先から落ちた雨水が基壇の側壁から染み出ていました。
  • 現本堂に見合った基壇に造り変え、軒下に雨落しを設けました。

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