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  山門から本堂の向拝まで参道がまっすぐ伸び、山側に庫裡や客殿が整然と並びました。

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  本堂の屋根は入母屋造りの銅板一文字葺きです。二段軒付けにして桧皮葺きのシャープさを再現しました。

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  ダイナミックな箕の甲は、棟梁の熱意のお陰で実現しました。

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  向拝前から始まるスロープは、客殿の入り口を経て本堂の浜縁に至ります。

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  本堂は間口6間×奥行6間。外陣はカーペットタイル敷きの39帖。格天井の高さは4ｍです。 旧本堂の彫刻欄間を彩色し直して再利用しました。

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  内陣は間口3間。床は外陣より25cm高くしました。折り上げ小組格天井で高さは4.1ｍです。

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  玄関ホールは16帖の広さ。土足のまま受け付けができます。玄関正面ガラス窓から坪庭が見えます。カウンター向こうに寺務室がつながっています。

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  客殿は、玄関ホールから続く幅1.8ｍの廊下に面しています。男子・女子・多目的便所が隣接しています。

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  客殿はタイルカーペット敷きで25帖の広さ。南側ガラス窓から坪庭が見えます。

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  旧本堂は寄棟屋根の瓦葺きで、老朽化が進み、耐震性にも不安がありました。

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  桧皮葺きのシャープさを銅板一文字葺きで再現するため、国宝本堂を参考に設計しました。

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  設計図に基づいて棟梁が描いた、軒や屋根の反り、破風板、縋る破風板の原寸図を微調整し、納得の曲線を決めました。

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  住職と建設委員の皆様に石川県まで足を運んでいただき、使用する木材を確認してもらいました。

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  600Φ×2～4.4ｍの柱状地盤改良杭を65本施工した上に、高耐久性コンクリート造の頑丈な基礎を造り、その上に本堂を建てました。

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  新型コロナウィルスの感染への配慮から、参加者を絞っての上棟式になりましたが、快晴に恵まれ、工匠式も行われ、とても晴れやかな一日になりました。

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