完成ギャラリー

納骨堂、山門、鐘楼など納骨堂、山門、鐘楼など

圓如寺 納骨堂「光明殿」新築

「どうして菅野企画設計に声をかけてくださったのですか」
「設計事務所をいろいろ探したんですが・・・
境内にふさわしい和風の納骨堂を造っているのは、菅野さんだけでしたから」と住職。

お寺の周辺には、まだ納骨堂は見当たらないそうです。

「どうして納骨堂を建てようと思ったんですか」
「親戚の寺が九州にあるんですが、あちらはお墓より納骨堂が普通なんです。
これからは、この辺もそうなるだろうと思いますよ」は先代住職。

敷地は歴史を感じる仁王門、鐘楼に挟まれ・・・長くお寺を見守ってきた杉の下。
境内の伽藍にふさわしい外観になりました。





 
  • ■千葉県君津市
  • ■施工/松浦建設株式会社
  • ■木造平屋建て
  • ■床面積/約36㎡
  • ■2022年8月竣工
  • 敷地は仁王門と鐘楼に挟まれ、お寺を長く見守ってきた杉の下です。
  • 切妻屋根と越し屋根にいぶし瓦を葺いた、境内にふさわしい外観。
  • 切妻屋根の破風を二段に重ね、上の破風にはお寺らしい懸魚をあしらいました。
  • 腰にはいぶしのタイルを張りました。納骨堂の前面に深い軒を掛け、入り口の前に目隠しのたて格子。
  • 入り口の正面に本尊、光明真言曼荼羅懸佛をお祀りしました。祭壇の前は御影石張り、天井は越し屋根の形状を利用した斜め天井。
  • 本尊の両脇に納骨壇が整然と並んでいます。
  • 本尊の懸佛は銅と真鍮で作りました。その頭上の窓から杉の幹と枝、緑の葉が見えます。
  • 納骨壇は仏壇型だけでなく、ロッカー型も設置しました。
  • 納骨堂を新築した敷地には、無縁仏が並んでいました。
  • 土足利用の土間の下に断熱材を敷き込みました。頑丈な基礎の上に構造を組み上げました。
  • 上棟式が厳修されました。松浦建設による工匠式も行われました。
  • 桧や松、日本の木をふんだんに使って造り上げました。
  • 市の基準で、外壁と屋根に耐火構造が求められたので、壁や天井には、プラスターボードを二重に張りました。
  • 菅野企画設計が納骨壇を納入しました。
  • 落慶法要が厳修され、多くの皆様が参集しました。納骨堂に対する関心の高さを感じました。

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