完成ギャラリー

耐震補強耐震補強

真宗大谷派 浄賢寺 本堂耐震改修

築100年以上の本堂です。
壁が板張りだったので、土壁の粘りを耐震に活かす伝統構法での補強ではなく・・・
筋交いによる補強を行いました。

筋交いによる耐震補強は柱の足元を頑強に固める必要があるため・・・
本堂をジャッキアップして、鉄筋コンクリート造の基礎を造りました。
また、建築基準法の道路後退規制に基づき、本堂を曳家しました。
  • ■名古屋市
  • ■施工/株式会社 中村社寺
  • ■木造平屋建て
  • ■床面積/305㎡(92坪)
  • ■2010年竣工
  • 本堂の軒は大きく波打ち、瓦は老朽化していました。
  • 瓦を葺き替え、浜縁・高欄・屋外階段も作り直しました。
  • 大玄関の唐破風も作り直しました。向拝をライトアップ。夜景も魅力的になりました。
  • 鉄骨の方杖で補強されていましたが耐震力は期待できません。
  • 破風板を取り替え、腰板を張り、漆喰を塗り直しました。
  • 格天井に照明を仕込みスッキリしました。補強壁はできるだけ隠しました。
  • 屋根は瓦の土葺きでした。
  • 本堂をジャッキアップしました。
  • 鉄筋コンクリート造の頑丈な基礎を造りました。
  • 建築基準法の道路後退規制に従い、本堂を曳家しました。
  • 建て起こしで、柱の傾きを矯正しました。
  • 筋交いで壁を補強しました。柱の上の組み物は耐震上の弱点になるので、鉄骨で補強しました。
  • 梁と梁の接合部が弱っていたので、鉄骨製の火打ち梁を入れ補強しました。
  • 廊下の天井上に梁と床を設け、水平方向の剛性を高めました。
  • 瓦をビス止めで葺き直しました。屋根の軽量化は耐震力の向上に役立ちます。

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