完成ギャラリー

木造伽藍木造伽藍

日蓮宗 一乗寺 客殿・庫裡新築

「法事が重なることが多いんですが、お待ちいただく部屋がないので、檀家の皆様に申し訳なくて・・・」と住職。

そこで、玄関ホールを兼ねる「和風旅館のロビーのような」客殿を提案。
建設委員会でも高評価をいただき、マスタープランから実施設計に移りました。

ところが、新型コロナウィルスの感染が拡大し、事業の継続が危ぶまれる事態に!

しかし、住職と建設委員の意志は固く、設計図の完成、見積りの依頼、工事契約と着々と歩を進められ、
当初の予定通り、客殿・庫裡新築工事が完成しました。
 
  • ■静岡県富士市
  • ■施工/株式会社中村組
  • ■木造2階建て
  • ■床面積/約435㎡
  • ■2021年8月竣工

ご住職に聞くお客様の声

  • 一乗寺は富士山を間近に望む素晴らしいローケーションに位置しています。
  • 本堂の脇役らしい外観にまとめました。寺務所の窓に花頭枠、2階の窓には木製の手摺をあしらいました。
  • 玄関の屋根もシンプルな切妻屋根です。屋根の上で瓦製の龍がのたうっています。
  • 玄関土間の面して受付カウンターを造りつけました。屋根形状を活かした棹縁天井の最高高さは3.4mです。
  • 玄関の引き戸は自動ドア。透明ガラスに富士山と鳳凰をエッチングしました。
  • 受付カウンターの腰壁は土間側から下足入れとして利用できます。カウンターは二段になっていて、小冊子も置けます。
  • 玄関を入ると46帖の客殿が目の前に広がります。全長7.5mのガラス窓から中庭まで見通せます。
  • 屋根の形状を活かした斜めの棹縁天井、たくましい2本の柱は直径21cmの桧の磨き丸太です。欄間は麻の葉模様の組子。
  • 客殿の一角に6帖の応接コーナー。引き込み戸で仕切ることができます。
  • 便所はシックで高級感漂うデザインです。
  • 境内から見えない道路側に寺族用の玄関と駐車場を設けました。
  • 旧客殿は鉄筋コンクリート造の2階建てでした。
  • 木材の納入は地元の(株)マルダイ。客殿の長さ5.5mに及ぶ天井棹縁を一本ものの桧で揃えるなど、良材を揃えてくれました。
  • 強度の高い地盤に恵まれたので、敷地の上に頑丈なべた基礎を造り建物を新築しました。
  • 建設委員の皆様、建築関係者が参集し、上棟式が厳修されました。

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