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2019.4.23

「既存建築のストック活用」「木造建築物の推進」の取り組み(長岡)

2019.4.23

Category: トピックス

今年の6月、建築基準法が改正されます。

今回の改正では、
〇建築物・市街地の安全の確保
〇既存建築ストックの活用
〇木造建築物の推進


が3本柱になっています。
菅野企画設計では以前より「既存建築ストックの活用」と「木造建築の推進」に、積極的に取り組んできました。

 
「既存建築のストックの活用」について

最近、「古民家再生」のご相談が相次いでいます。

菅野企画設計では、歴史を重ねた住宅の耐震改修のご相談を受けると・・・先ずは、詳細な現況調査を行います。そして、その建物の特徴を活かした耐震診断を行います。

土壁の家では、土壁の粘りを活かす「柔構造」の耐震補強をお薦めしています。

最近は、建物を固める「剛構造」が一般的なので、「柔構造」の建物は貴重です。土壁を耐震補強に利用すれば、工事費を抑えることも可能です。

もちろん耐震補強案を作成するに当たっては、快適な生活を実現する間取り、気密・断熱改修も考慮し・・・古民家ならではの魅力を活かした「古民家再生」をご提案しています。




時には・・・
耐震診断に基づき耐震改修案を検討した結果、工事費が想定以上の高額となり、やむなく建て替えに至る事例もあります。

そいう時は、「古材」を再利用するなど、家の歴史を後世につなぐご提案も行います。

 

「木造建築物の推進」について

日本は、森林面積が国土の6割以上を占める「木の国」です。
山には木材として利用できる植林木が豊富に生えているのに、十分活用されないまま放置されています。
その状況は、自然災害を起こすまでに至っています。

菅野企画設計では、森林組合や製材会社、木造に長けた工務店とタイアップして、国産材をふんだんに使った住宅造りを進めています。

その取り組みと住宅の高い性能が認められ、過去5年間に渡って、国の「地域型住宅グリーン化事業」の事業者に選ばれています。




 

また、木造の新たな可能性にも挑戦しています。



一作年、名古屋市内の寺院から納骨堂設計を依頼されました。

市から、最も燃えにくい耐火構造を要求されましたが・・・木造による耐火構造に取り組み、木の優しさを感じる納骨堂が完成しました。住職始め、檀家の皆様に大変喜んでいただきました。

また昨年は、静岡県で行われた指名プロポーザルコンペに参加し、床面積約1200㎡の認定こども園の設計を勝ち取りました。
弊社の案は、参加した設計事務所の中で唯一、木造での提案でした。
現在、工事が順調に進んでいます。

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