完成ギャラリー

納骨堂、山門、鐘楼など納骨堂、山門、鐘楼など

曹洞宗 観音寺 山門新築

住職よりお声をかけていただいたのは、2017年の春でした。
「2社の建設会社に見積もってもらったんだけど・・よくわからなくてねえ(笑)」

住職は80歳を超えていらっしゃいますが・・・
耐震、木材の使い方、屋根の仕上げ、デザインなどなど。次々と飛び出す質問が的を得ていました。
その一つ一つにお答えすると、鋭い目つきで「なるほど!」

数カ月後・・・
「菅野さん、あなたに設計してもらうことに決めましたよ」
住職から電話が入りました。
  • ■愛知県北名古屋市
  • ■施工/株式会社アイチケン
  • ■木造
  • ■2019年3月竣工
  • 親柱の間口2.7mの薬医門です。屋根はイブシの本瓦葺きです。
  • 親柱は36cm×24cmの桧です。山門脇の袖塀も新築しました。
  • 親柱上の冠木は36cm×24cmの桧です。門の向こうに水屋が見えます。
  • 山門と水屋を並べて配置しました。
  • 懸魚、笈形、木鼻、虹梁の唐草などの装飾彫刻はオリジナルデザインです。
  • 山門の控え柱は21cm角の桧です。扉は厚6cm、水に強い米ヒバ製です。
  • 軒裏は二重の化粧垂木です。
  • 旧山門は老朽化し、袖塀は傾いていました。
  • 設計図に基づき、屋根や軒の反り、破風の原寸図を大工に描いてもらい、微調整しました。
  • 住職と総代の皆様に愛知県江南市の(株)アイチケンまで足を運んでいただき、使用する木材を確認してもらいました。
  • 山門の土間や柱の下は頑丈な鉄筋コンクリート造です。
  • 工場で刻んだ木材を現場で、一本一本丁寧に組み上げました。
  • 箕の甲と言われる妻の反りは、瓦葺き師の腕の見せ所です。

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