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  ひと棟の下に、本堂、客殿、書院、応接、配膳室などお寺の機能をコンパクトに納めました。 道路側に妻壁を向けて、お寺らしい外観をデザインしました。

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  向かって左側の4枚引き戸が本堂の入り口です。 引き戸を開けると、正面に阿弥陀如来が姿を現します。

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  本堂入口の上にはフクロウが留まっています。「近隣の方に親しまれるお寺にしたい」そんな気持ちの表れです。

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  道路境に幅1.5ｍの通路を設けました。 スロープで上がれます。深い庇を差し掛け、雨に濡れないでお参りができる配慮です。

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  本堂は間口4間×奥行5.5間の広さですが・・・「できるだけ多くの方にお参りしていただきたい」と、外陣は24畳の広さを確保しました。

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  外陣の天井は3.4ｍの高さを確保、内陣境には25cmの段差を設けました。 2本の太い柱は、21cm角の質の良い桧を使いました。

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  外陣を広くしたため、内陣の奥行きを節約しました。そこで、法要時は内陣を広げられる仕掛けを工夫しました。

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  内陣と余間は段差のない床で連続しました。内陣の天井は3.2ｍの高さを確保しました。 僧侶は後堂から入堂する正式な間取りです。

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  本堂は南と東の窓から採光を確保したため、明るい堂内になりました。 道路側の天井は化粧垂木を連想させるデザインです。

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  玄関ホール境の欄間にはフクロウの透かし彫りをあしらいました。 左側は、梢に停まったフクロウを鷹が襲う図柄。右側は、ネズミを襲うフクロウです。

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  お寺のリクエストにお応えして、欄間の透かし彫りのデザインを原寸で描きました。

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  玄関ホールは10帖大の広さを確保しました。向かって左側が本堂への襖。 このホールに、応接、配膳室、便所、2階の書院へ上がる階段が面しています。

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  地盤改良は、砕石杭を採用しました。天然の石しか使わないので環境にやさしい地盤改良です。 直径40cm×3ｍの杭を46本、施工しました。

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  住職ご夫婦と一緒に、愛知県江南市の木材納入業者　いちい　へ出かけ、桧の柱など使用する木材を検査、確認しました。

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  檀家の皆様、寺族、工事関係者が本堂に参集し、上棟式が厳修されました。

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