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2019.3.19

埼玉県富士見市の曹洞宗 大願寺、見どころ満載の本堂が完成間近(伊藤知)

2019.3.19

Category: 本堂新築

埼玉県富士見市の曹洞宗 大願寺様の本堂・客殿・庫裡新築工事が完成まで、あと一歩です。



伽藍は鉄骨造の2階建てで床面積は約547㎡、
1階に本堂・客殿、2階
に住職・副住職の二世帯住宅を配置します。

工事は、岐阜県中津川市に本社を構える(株)中島工務店の関東社寺支店にお願いしています。

鉄骨造とはいえ、本堂にはふんだんに桧を使い、彫刻をあしらった虹梁など、伝統的なデザインを盛り込みました。

内装工事もほぼ完成し、あとは修復中の須弥壇の設置、仏具の飾りつけを残す状態です。

 



「外観は、伝統的な形にはこだわりません。それより、参拝者がどんどん集まるお寺を考えてください」は住職と副住職。

そこで、玄関前に木を植え、池を造り、石像などを設置し・・・参道を兼ねた広場を造るアイデアを提案しました。

広場の床は道路より50cm高くするので、餅つきなど楽しい行事の様子が、きっと道行く人の目に留まるはずです。

また、広場へのアプローチをスロープにするので、霊柩車が玄関前まで乗り付けることができます。

 



外観もユニークです。

屋根はシンプルな切妻ですが・・・道路に面する外観は、花頭窓や丸窓、桟唐戸をあしらい、禅宗らしさを表現しました。

そして、波のようにうねる庇!

はたして、こんな形がうまくつくれるのか?
しかし、優秀な職人達がそんな心配を吹き消してくれました。


 
外部足場が外されると・・・綺麗な曲線が姿を現しました!

「いいですよ、これは!左官職人の仕事も素晴らしい。」住職、副住職にも喜んでいただき、うれしい限りです。

庇の下は、塗り壁状に仕上げます。
「どんな色にしましょう?」

サンプルを何枚も作ってもらい、皆で話し合いを繰り返しました。



そして・・・
「一番きれいで、一番目を引く色はコレじゃないですか?よし、コレで行きましょう」
最後は、
副住職夫妻の一言で決定!

建物内部にも、楽しいアイデアが盛りだくさんです。

「参拝者がどんどん集まるお寺」
「檀家の皆さんに親しんでもらえるお寺」
を目指して、常に考え行動しているお寺の皆様。

想いのこもった伽藍が間もなく完成です。

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