光の中に浮き出すリズミカルな縦、横桟の幾何学的な直線。なんとも贅沢な明るさ。
障子の格子を横長にしたり、縦長にしたり、そのデザインも楽しい。
日が陰り、障子をそっとあけると、ハレーションを起こしていた庭の木々も
しっとり緑を取り戻している。
障子のよさは軽くて、光を通すこと。スーと仕切れて、
太陽の光をまるで木漏れ日のような優しい光に変えてくれます。部屋の障子から漏れる灯りも魅力的です。
まるで提灯のように、廊下や隣の部屋を品よく照らしてくれます。
木製格子の優れているところは、頑丈で表情が優しいこと。
たとえば、防犯目的のアルミ製格子は身近な道具で壊せるのに、
少し太めの木製格子なら、電動鋸のような特殊な道具が必要です。
しかも木製格子はどこか優雅で、道行く人に威圧感を与えません。
障子や格子のよさは、隣の気配を感じられること。
部屋をゆるやかに仕切るのは、古来から続いてきた日本人の生活習慣です。
伝統的な千本格子は、部屋の灯りを細い格子状の
光に変えてくれる。匠の技と同時に陰影が楽しめる、
極めつきの一品です。
障子:
障子はとても繊細な建具です。
住宅では、縦横桟の見つけは5ミリ、7ミリが一般的です。
そんな細い角材を器用に組んで作るので、
柾目の良材を選んで使います。
だから木材の一番いいところは建具として利用されます。
障子は杉製が最も高価とされます。
桧製の障子は木目が際立たず、もうひとつ面白みがない。
それに比べ杉には表情があるからです。
こんなことにまで気を配り、日本人は日常を楽しんできたのです。





































