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2018.11.27

静岡県で床面積1200㎡の認定こども園。現在、設計が大詰めに!(植松)

2018.11.27

Category: 認定こども園

静岡県の「幼保連携型認定こども園」の設計が大詰めです!


△設計を進めながら、優れた木造の幼稚園や保育園を見学しました。

 
「知り合いの住職が保育園を経営しているんですが・・・
こども園として園舎の建て替えを考えているそうなんです。できれば木造の園舎にしたいので、ぜひ菅野さんを紹介してほしいと言われまして」

以前、全伽藍を設計させていただいたお寺の住職からご連絡を頂いたのが5月。

国および市から補助金を受ける事業なので、複数の設計事務所から選ぶ必要があるということで、プロポーザルコンペが行われました。その結果、弊社の木造案が選ばれたのが6月。

2020年の4月には開園したい、というお客様の希望と、補助金のスケジュールとを考慮すると・・・

9月には基本設計を終え、2か月半後の11月中旬には実施設計を終える必要があります。

床面積が約1200㎡のこども園の設計にしては、かなりタイトなスケジュール!

しかし、弱音は吐いていられません!

担当の伊藤チームは、メンバー全員がフル稼働で作業を進めています!

 

こども園の皆様と打ち合わせを重ね・・・

建築基準法や静岡県の条例、こども園に関する規則をチェックし、
私たちのアイデアをお客様にわかりやすい形でプレゼン!を繰り返してきました。



△検討段階の模型



△最新模型

模型は、外観デザインが変わる度に作り直しました。

お客様にお見せするだけでなく、チーム内での検討にも大いに役立つアイテムです!

二層屋根の下屋根のアーチは、建築基準法で義務付けられている排煙窓を確保するために設けたのですが・・・

「せっかくなら、もっと大きなアーチにしたほうがいいよ」
「アーチを支える柱は枝のついた太い丸柱がいいね」などなど、
園長、副園長、チームのメンバー全員が、あーでもないこーでもない・・・いろいろな意見を出し合い、今の形にたどり着きました。

 

最大の見せ場は遊戯室の天井です。

「ピノキオを探すためにゼペットおじいさんが海へ船を漕ぎ出して、やっと巡り合ったくじらのおなかの中だ!」
菅野が一番最初にイメージを打ち出したときは、頭に?しか浮かびませんでしたが・・・

デザインを煮詰めていくうちに、頭の中に映像が浮かんできました。

しかし!二次元の図面では、到底お客様にこの空間を伝えることができません!
そこで・・・
計画初期段階では手書きのスケッチを、
煮詰まってきた段階ではPCでイメージパースを作成して、お見せしました。




「遊戯室は、おぉっ!と驚くような空間にしたいんだよね。」設計当初から、園長先生はおっしゃっていましたが・・・

きっと、そのご希望を叶える遊戯室になるはずです!


 

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