「父も母も高齢になったので、便所やお風呂へ
行くのに、いちいち土間に下りてという暮らしは
とても危険なんです。
でも、父はこのままでいいと・・・」は娘さん。
しかし、現況を調査してみると耐震強度はないに等しい状態。
「そうでしょうね。先日の地震でも大きく揺れて、とても怖かったんですよ」
「台所の位置が変わると、母が戸惑うので・・・」
屋根に天窓を設けて天井から光を取り入れたり、食器
入れ扉から採光したり、いろいろな工夫を重ねた結果、
以前の暗いイメージは一変しました。
そして、土間の向こうにあった便所とお風呂は、 ダイニングから直接行けるように配置しました。
「明るいし、とても便利ですよ」はお母様。
「どうして日当たりのいいこの場所に倉庫があるんですか」
「父が仕事をしていた頃は、農機具が置いてあったんです」
「このままじゃもったいないから、
リビングにリフォームしたらどうでしょう」
「そんなことができるのなら父も喜ぶと思います」
そして・・・
完成した部屋を見て「カフェでも開けそうだね」と、大喜びのご家族。ただ、梁をかけ直したり、
柱を取り換えたり補強したり・・・
いろいろ苦労しました。
「二階は私たちの寝室に
リフォームしてほしい」
「でも、屋根を支えている丸太の
位置が低いから頭を打ちますよ」
「大丈夫、少々のことは我慢しますから。
丸太の下はかがんで通りますよ。ははは」
床、壁、天井には杉の節板を張り、お洒落な屋根裏部屋になりました。
バリアフリー:
最近は床に段差をつけない。段差がある場合は手すりを
設ける。廊下や入り口は広めに確保などなど、高齢者や
身障者にたいする配慮が常識になってきました。
でも、健常者にとってそれが不快なものに映ってはいけ
ません。
弊社では「お洒落なバリアフリー」を提案しています。高齢者
対応器具を選べば事足りると考えないで、もうひとひねり。
この工夫、センスが生活の余裕になるのだと思います。
































