現在、岐阜で工事予定のリフォームのお客様の金額調整が大詰めを迎えています。幸い先週末の打ち合わせで減額についての方針がまとまりましたが、いつものことながら、私たちにとってもお客様にとってもなかなか大変な作業です。

お客様と何度も打ち合わせを重ね、設計図面を書き上げ、最終的には工務店さんに見積をしてもらうのですが、残念なことになかなかお客様の希望通りの金額に納まってくれません。設計をしておいて「残念」という言葉を使うのは不適切かもしれませんが、コストコントロールには毎回本当に苦労します。お客様はせっかくの家づくりですから、当然妥協はしたくないと思われています。だからといって何でもかんでもお客様のご要望をはいはいと聞いて、言われたとおりに設計をしてしまうと、どうしても予算をオーバーしてしまいがちです。要所要所で「その仕様だと予算オーバーしますよ」といったアドバイスはするのですが、お客様もなかなかそれだけではあきらめられません。希望通りの設計にした場合、いくらくらいの金額になるのかを最終的に確認するまで、なかなか減額や妥協点の検討が出来ない場合が多いです。

設計を始めるにあたって、始めに大事なのが工事の規模を決めることです。お客様のご予算をお聞きして、新築の場合は何坪くらいで間取りを考えるか、リフォームなら何坪くらいを工事範囲とするか。この見極めが一番重要です。事前にお客様の好みをお伺いして、自然素材をふんだんに使いたい、外壁はタイル張りとしたい、太陽光発電を設置したいなど、予算がかかりそうな要素がある場合は、あらかじめ工事規模を小さめにしておきます。そうでないと後でどう調整しても追いつかないくらいの予算オーバーになってしまうからです。そう思いながら作ったプランをお持ちすると、「もう少し広くして欲しい」と言われることは良くありますが・・・。

よくお客様から「広さのイメージが沸かない」と言われることがあります。お出ししたプランの広さのイメージが沸かないと言うこととともに、どれくらいの広さの家が必要なのかということもなかなかイメージしづらいことかもしれません。広ければ広いほどいいと考えられるお客様は多いですが、だからと言って使う材料のグレードが下がってしまうのは寂しいもの。プランの工夫で、実際の坪数より広く居心地よく感じられる、上質の材料を使った、お客様に満足していただける家を設計できたらいいなと思います。

2008年11月11日(火)