新聞を読んでいたら悲しいお知らせが目に付きました。
1月31日に建築史家の伊藤ていじさんが永眠されました。
伊藤さんは日本の民家研究で多大な業績を残された方で、
歴史を積み重ねた民家が、いかに美しく、すばらしいものなのかを
建築史家の立場から社会に訴え続けました。
また民家の文化財的価値を評価してもらうために奔走され、脚光を浴びない多くの民家を重要文化財に登録する活動もされていました。
伊藤ていじさんが民家の歴史的価値にスポットライトをあてなければ、古民家の素晴らしさに気付かないまま、高度経済成長の波にのまれ姿を消す運命だった民家も多くあったことでしょう。
我々のように古民家再生などの伝統的な仕事をしている者にとっては、伊藤ていじさんの業績なくして語られない側面がいっぱいあります。
日本の宝である古民家を守った偉業は大変素晴らしく感銘をうけるものがあります。
伊藤ていじさんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。
野村 建太 執筆