古民家再生の設計が始まります。
今回の古民家再生は、都市計画道路の築造工事に伴い立ち退きを要求されているお宅です。
そのため、古民家再生工事の前に曳家が必要です。
さらに、敷地内には、立派な庭木や石がたくさんあります。
曳家の後、どんな庭をつくるのか?それを考えた上で、移植する木、伐採する木、再利用する石や灯篭を決めなければいけません。

専門家に、木や石の価値を一度見てもらいたいんですが・・・」というお客様のご要望で、造園家の糟谷さんと庭師の山本さんを同行しました。

庭木を一本一本見ながら、移植は可能か?その価値があるか?お客様の思い入れも考慮しながら判断していきます。

▲北側の庭

主「このモチの木は残せませんか?」

山「道路が迫っているので、根の張りが悪いでしょうね。 移植に成功しても多分、年々上から枯れてきますよ」

糟「こんなにコブができているってことは、 きっと、昇ったりして、よく遊んだ木なんでしょうね?御主人の思い入れが一番強そうだ(笑)」

主「移植の時期はいつごろがいいですか?」

山「北側の庭の庭木は1月から2月ごろ、 南側のマツは4月にはいってからでも大丈夫です」

菅「庭木の仮植の為に、 先に敷地内にある他の建物を壊さないといけないかなぁ考えていたんです。4月でいいなら一度に解体できるから余分な費用もかからなくてよかった」



▲赤玉

糟「この石はすばらしい。今度も絶対どこかに使いたいです」

糟「んんっ!これは赤玉!! この石は今はもう手に入りません。いいものばかり使ってある」

糟「これは小田原の根府川石だなぁ・・・ この建物は大正から昭和の初めに建てられましたか?造園にも流行があって、この小田原の石は、大正から昭和によく使われていた石なんです。」


糟谷さんの口が止まりません。

▲灯篭

糟「この灯篭もいい石が使ってある。あっココに傷がある。これは一度倒れたのかなぁ? 灯篭は不安定な形をしているようですが、倒れにくいです」

山「墓石の方が倒れやすいんですよ」


造園家の糟谷さんと庭師の山本さんの面白いはなしを色々と聞けました。
まだ、設計は始まったばかりです。
どのような建物と庭が完成するのか楽しみです。