築80年の平屋建て民家を木造2階建ての2世帯住宅に再生する計画を進めていましたが……
……古材を生かした新築に計画変更しました。

使い勝手がよく、居心地のよい家に再生するため、お客様と打合せを重ねた結果、間取りは希望通りにまとまりました。しかし、弊社としては構造強度への不安が拭いきれませんでした。

新しい間取りでは、2階が1階の柱の上にキレイに乗らないのです。
安全な家に再生するためには、大がかりな柱・梁の取替えが必要です。

他にも、古民家再生では、
  • 玉石建てであるため、建物をジャッキアップして鉄筋コンクリートで新しい基礎をつくる必要がある。
  • 壁が少ない上、土壁であるため、筋交いで補強する必要がある。
  • 柱・梁などの接合部が弱くなっているので金物で補強する必要がある。
などの構造上の補強費用が予想以上にかかります。
以上を考え合わせると、残念ながらお客様の予算では足りない事が判明しました。

そこで、計画を大変更し、大工だったおじいさんが建てたという家族の思い入れが強い家の梁や柱など古材を生かして新築住宅するという提案をしました。
「菅野企画設計が自分のことのように悩んでくれてより良い提案をしてくれていることがよく分かりました。」
と、お客様も納得してくださいました。

工事費もなんとか予算内に納まり、いよいよ、家族の歴史を語り継ぐ新築住宅の工事が開始しました。