岐阜県で設計を進めていた古民家再生が、ついに始まりました。
このお宅は築100年以上の木造2階建て、貴人口もある格式の高い造りになっています。

昨年の7月から設計を始めたので、地鎮祭を迎えるまで何と15ヶ月!の長丁場になりました。

工事着工までが、これほどまでに長くなった第一の理由は、家族の協力の難しさでした。
子育てに一段落したご主人は「これからはプラスαを楽しむ暮らしをしたい」と、生まれ育った家を再生することを決心しました。しかし・・・現在のお住まいが快適で便利な場所にあるため、奥様もお子さんもご主人の考えに快く同意してくれませんでした。

設計は、一進一退を繰り返し、大規模な設計変更を何度も経験しました。しかし、その間に、徐々にではありますが前向きになってくださったご家族。いよいよ設計も完了するのかと思っていると、次の問題が起こりました。

工事金額の問題です。ご主人と家族の古民家再生に対する気持ちの温度差が、許容できる工事金額の差として浮かび上がったのです。

そして、また大規模な設計変更・・・

ただ、この間、菅野、野村、小栗は気長に気長に対応しました。お客様が満足しないお宅を造っても意味がない。なにしろ、ご家族全員が納得する古民家再生が目的だと思っていたからです。ちなみに、ご家族は、設計変更が自分たちの責任だと自覚していらっしゃったので、設計報酬の増額には快く応じてくださいました。

実は、このお宅のインテリアは民芸調ではありません。外観もいわゆる民家調ではありません。工夫に工夫を重ねた新しい古民家再生のデザイン!の実現にむけて、さあ、いよいよ工事開始です。