菅野企画設計は新築寺院や古いお寺の改修、古民家の再生を多く手がけているので、私たちスタッフも伝統的な木造建築に触れる機会に恵まれています。そこでいつも感じるのは、伝統的な建物に込められている先人の知恵と技、そして情熱です。
古民家が建てられた時代には現代のような金物がなく、製材技術に乏しかった。それゆえに、手仕事の限りが尽くされた古民家は、まるで伝統を受け継ぐ宝箱のように思えます。
手の込んだ継ぎ手や仕口。曲がりくねった梁を見事なまでに組み合わせる技術。多くの作業を機械に頼るようになってしまった時代ではなかなかお目にかかることのできない技の集大成。それらが、黒光りする柱や梁の歴史に刻まれています。
幸運にも現代にまで生き残ってきた古民家。古いからといって壊すことは簡単です。 しかし、歴史を刻んだ重さから考えると、あまりにも惜しい。間取りは、現代の生活スタイルにマッチしていないかもしれません。耐震的にも不安があるし冬は寒いでしょう。しかし、そういった欠点を改善し、古民家が持つ魅力をより輝かせ、快適な生活を楽しむ家に再生させる方法を菅野企画設計は提案します。
残念ながら、うわべだけ新しく見せるリフォーム業者や、古民家再生と言いながらせっかくの魅力を台無しにする業者、耐震性能をないがしろにしている業者が多く存在します。いい加減なリフォームは、代々受け継がれてきた古民家の歴史を途絶えさせてしまいます。
せっかく再生のチャンスが巡ってきた古民家に、そんな悲しい思いをさせたくないと心底思います。
私たちは日本の木、日本の技、日本の歴史を刻んだ古民家が大好きです。そんな古民家を再生することに情熱を持って取り組んでいきたいと考えています。