古くなった木造の柱などは、日焼けや汚れで色が黒ずんでいますが、洗いを行うと新築の時のようにとはいかないまでも木肌の色が蘇ります。古民家再生の時には、その黒ずんだ柱や梁の風合いに合せて新しい木材に色をつけたりしますが、新築のような新しくなった感じにする時には木材の洗いを行います。
木材の洗いには、苛性ソーダー、塩素系漂白剤、燐酸など様々な薬品を合せて使います。何をどの程度の割合で使うのかは、そのときの木材の状態をみての調整になります。実際どのように洗うかは、職人さんの勘と経験に頼るところで、職人さんにお任せになってしまうところであります。実際のところ職人さんにやり方を聞いても教えてもらえません。企業秘密だそうです。ですから、事前に実際に洗う木材の端切れで試しをしてもらって仕上がりを確認してから行うと間違いがありません。

▲(洗い中)
ただ、洗いを行えば新築当時の状態に近づきますが、薬品で木の表面の汚れを溶かして落すので、洗いすぎると木肌が痛みます。 色がきれいになった反面、木肌が荒れて毛羽立ってしまいます。
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▲(洗い前)▲(洗い後)
それと、木肌の色は蘇っても、木材の割れや虫食いの穴などは残るので、そのような箇所が目立ってしまう事もあります。