壁に石を貼る工法
現在、設計を進めている築100年の木造住宅の古民家再生の物件では、リビングの壁の一部を大理石貼り仕上げとする計画です。
壁に石を貼る工法は大きく分けて、湿式工法と乾式工法に分かれます。
下地にモルタルまたは、ボンドをぬり、その上に石を貼っていく工法です。 鉄筋コンクリート造の建物や、木造でもモルタルを下地とした場合に行われている昔からの工法です。
●モルタル圧着工法
下地:コンクリート、ブロック等
石厚さ:10mm~15mm)
総厚さ:30mm
●ボンド圧着工法
下地:合板(12mm以上)、ケイカル板、ALC等
石厚さ:10mm~15mm
総厚さ:25mm
石材料が大きくなると(450mm角程度)厚みが20㎜以上必要になり、重量が重く、モルタルやボンドだけでは剥がれ易くなります。そこで、乾式工法は石を金物で壁面に固定する工法です。強度や耐震性に優れています。
●乾式工法
下地:コンクリート、合板
石厚さ:15mm~25mm
総厚さ:65mm~75mm
現在、設計中の古民家再生では、
●使用する石の厚みは10mmとする。
●石貼りする高さは2.5M以下とする。
という条件から湿式工法(ボンド圧着工法)を採用する事にしました。 下地は、厚さ12mmのボード、ボードを貼る為の木の胴縁は通常45cm程度の間隔で打ち付けられますが、今回は石の重みに耐えることができるように30cmの間隔で打ち付けます。