家庭からでる汚水
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     私は川や海で泳ぐことが好きです。 透き通った水の中を気持ち良さそうに泳ぐ魚達を見るととても

     ワクワクします。

     素潜りを好きになったのも、 綺麗な水の中で、様々な生き物たちが見せる美しさに触れるためから

     だと思います。


     そんな魚達が住める水質にするためには、 家庭からでる汚水をどれだけ薄めればいいのでしょうか?  



     例えば、

     
・1回の食器洗浄で魚が住めるようにするには201リットルの水が必要になります。

     
・1回の米のとぎ汁では1200リットル。

     
・コップ1杯の牛乳で3300リットル。

     
・油にいたっては大さじ1杯強の量で、6000リットルもの水が必要になるのです。

                                            環境省作成「生活排水読本」参照  



     微生物が、汚れである有機物を分解する際には、水中の酸素を使用するのですが、油は有機物の割合が

     高いので分解に多くの水が必要になるからです。


     自分の生活をみつめてください。

     あなたが流した汚水はどこへ行きますか?

     運がよければ浄化されてから川や海へ流されますが、 そのまま汚水が垂れ流されている事もよくあります。

     水質汚染の原因の60%は生活排水によるものなんですよ。


     浄化槽や下水につながっているから気にしなくてもいい訳ではありません。

     処理設備に負担をかけないようにすることも 水質浄化に貢献することになるのです。


     排水口の周りをきれいにするだけではなく、 その先には川や海があることを意識して水を使うと日々の生活が

     変わってきます。



     
食器の洗い方を見直す。

     我が家では、食器を洗うときには、 まず、いらなくなった服の切れ端で食器の汚れを綺麗におとします。

     ほとんどの油汚れがこれでとれてしまいます。 さらに我が家では、そのボロ布切れが含んだ水分を乾燥させて

     からゴミ箱へすてます。

     そうしないと、焼却場へ行ったときに燃やすのに無駄なエネルギーを必要とするからです。


ボロ切れは、捨てる容器に入れてベランダで
乾燥させてから、そのまま捨てます。


     その後、合成洗剤ではなく、天然系の洗剤や、重曹を使用して汚れを落とします。

     油汚れでなければ洗剤を使わなくても、アクリルやメラミンのスポンジで良くこすれば充分きれいになります。

     とにかくメーカーに踊らされず、合成洗剤の使用をやめることが大切です。

     少量の合成洗剤で簡単に油汚れが落ちるなど、あきらかに不自然です。

     生命に危険な化学物質が入っているからそれが可能になるのです。

     生物に悪影響を及ぼす合成洗剤を使わない事。 ちょっとした工夫と意識の持ちようで、生活廃水は大幅に

     減少します。


     水が無ければ人間は生活できません。水の恩恵を受けて私たちは生かされているのです。

     それを忘れて、利便性ばかりを追求していては、他の生物の生命を脅かすばかりか、結果的に自分で

     自分の首を絞めることになってしまいます。

     各々が生活排水をコントロールするようにこころがけることは、水の恩恵を受ける人間の責務だと思います。



                                                        執筆:野村 建太

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