きれいな水を、世界のこどもに
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     地球は青かったが....


     人類としてはじめて宇宙飛行を成し遂げたガガリーンは「地球は青かった」という言葉を残しています。

     地表の7割が水で覆われている地球は、宇宙から見ると青く輝き、まさに水の惑星であることを確認

     する名言です。しかし、人類がスムーズに使える地球上の水はその1%程度だそうです。

     たしかに、日本に住んでいると、当たり前のように水道の蛇口から水がでてくるので、水のありがたさ

     になかなか気が付かないかもしれません。しかし、世界を見回してもこれほど水に恵まれた国はなかなか

     ありません。

     先進国でも水道水を直接飲むことが出来ない国もあります。

     世界を旅するとそのことは実感として良く判ります。


     
「世界水の日」とは?


     3月22日は国連で制定された「世界水の日」です。世界の水問題について考え直す日とでも言ったらいい

     のでしょうか?生きるために欠かせない水を、満足に得られない環境の人達がいることを、世界規模で考え

     よう、という意味でとらえればいいのかもしれません。

     実際に、世界の恵まれない国々では汚れた水と不衛生な環境が原因で、毎日数千人の子供たちが命を

     落としています。 私が10年以上前にカンボジアを旅したときの話です。屋台で食事をしたのですが、使って

     いる水は裏手にある泥川の水をバケツで汲み、沈殿させてから使っていました。お客に出す水もそれで、

     はじめはお茶かなと思ったのですが、水が濁っているためお茶のように思えただけでした。

     子供たちは道路に出来た水溜りに直接口をつけて飲んでいました。もちろん道路は舗装されていないので

     泥水のまま飲んでいるのです。あの子供達ももしかしたら命を落とし、今生きていないかもしれません。


    「TAP PROJECT」


     こういった環境を少しでも改善し、水問題に目をむけようという活動があります。 「TAP PROJECT」と呼ばれ

     ニューヨークではじまったらしいのですが、飲食店で普段無料で提供される水に対して1ドル以上の募金を

     しようというものです。現在では全米にひろがっているそうです。

     それが今年は東京でも行われ「TAP TOKYO きれいな水を、世界のこどもに」として「世界水の日」にちなん

     で実施されました。  こういったきっかけから世界の水事情に少しでも目を向けられるようになっていくことは

     とても大切なことでしょう。水は充分にあるのではなく、大切に使わなければならない大事な資源であることを、

     ひとりひとりが意識しなければならないのです。

     蛇口をひねればいくらでも水がでるからといって、無用に水を使い続ける人を多く見受けられますが、本来は

     一滴でも無駄にできない命の源です。 一滴の水すら口にできない子供たちの事を考えたら、気軽に蛇口を

     ひねる行動は控えるべきじゃないでしょうか?



    節水してますか?


     最近にわかにエコエコと連呼されていますが、私自身は幼い時から、親から厳しく水の使い方を指導されて

     いたので、水を大切に使う習慣が身についていました。我が家で長年続けている節水活動を紹介しましょう。

   
 ・ 洗濯は風呂の残り湯を使う。

      
風呂の残り湯はきれいなので有効活用しましょう。 そのまま流していてはもったいない。

     
・ 食器を洗うときはボロ布等で汚れを拭き取ってから洗う。

      
油汚れは綺麗に拭き取らないと無用に洗剤を使います。洗剤は川や海を汚します。 少しでも洗剤を使わない

      洗い方を工夫しましょう。 アクリルたわしや、重曹、柑橘類の皮等を、上手に使いましょう。 洗剤を使わなくても

      油汚れは結構落ちるものです。


    
・ 洗濯に合成洗剤は使わない。

     
必要以上に白くしたり、匂いを付けたりするために合成洗剤が使われていますが、 きたない汚れ等は手洗い

     と併用すれば洗剤に頼らなくても結構落ちるものです。 市販されている洗剤のほとんどが環境の事を考えない

     合成洗剤です。 洗剤を販売する業界団体が、コマーシャルを垂れ流し 消費者を洗脳して合成洗剤が売れる

     マーケットを作ったにすぎないのです。

     命の源である水を合成洗剤で汚さないよう心がけてください。


    
・ 水は流しっぱなしにせず溜めて使う。

     
無駄に水を使うから、ダムや堰を作らなくてはならなくなります。

     皆が水を限り有る資源として大切に使えば、無駄な公共事業をする必要がありません。

     シャワーでも洗車でも掃除でも、 水は溜めて使うことを意識すれば水の無駄遣いはなくなります。



                                                        執筆:野村 建太


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